080512 009.jpgロ・デ・イタリアが始まったものだから、夜更かしで、朝が眠い。二度寝して、惰眠を貪って起きると、時計の短針は左斜め上を指していた。どうしようかと考えたが、昨夜は焼肉を食ったので、少しでも走ろうと、家を出た。テレビですっかり感染したオヤジのいでたちは、ルディーのサングラスにマリアローザというお笑いぐさである。

母の日

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然ながら私も生まれた時の記憶は無い。いつしか自我の意識に目覚めたとき、側にいてくれたのは母だ。乳を与えてくれて、ウンコの世話をしてくれて、お風呂に入れてくれて、言葉を教えてくれた。母によるすべての行為は全くの無償で、何の見返りも期待しない。大人が経験する恋愛も打算も損得も、母の愛情の前ではいかにも矮小だ。
080507 064.jpgを越えて自転車でやって来たのは、亀岡市西部の西別院である。西別院小学校がある国道423号柚原の交差点から府道733号は始まっている。道はそこから東別院方面へずっと下りである。交通量も少なく、踏んで飛ばせる道だ。景色はいたって牧歌的、川筋の斜面には棚田が広がっている。

道は東別院の南掛でいったん府道46号に吸収される。そこから道なりに南へ数キロ行くと、再び府道733号が現れる。徳円寺という寺が目印だ。そこから先は大阪府高槻市を走ることになる。

 、大原野を自転車で行くと、筍売りの露店というのは良く見かける風景である。まあ筍だらけだ。その筍が終わる頃には、地元の野菜の出番である。大原野の肥沃な土と、これからどんどん力強くなる太陽で育ったトマトや茄子は美味しい。米、野菜、果物、探せばなんでもあったりするが、たまに変わったモノも見かける。

 五月晴れのある日、亀岡から田能、金蔵寺を経て大原野へ戻ると、善峯寺の登り口に蜂蜜売りが居た。軽トラックの荷台を陳列棚にして、ずらりとハチミツ瓶が並べられている。大きさも種類もいろいろだ。知らなかったが、花の種類の数だけハチミツもあるらしい。

 いくつか試食させてもらった。あっさり目で上品な香りの"みかんの花のハチミツ"を選んで買った。瓶はジャージの背中ポケットにスッポリ入る大きさだ。1500円也。いろいろ使えるが、まずは朝食のパンに塗って食うべし。

 ーパンが眩しい季節である。ほいでレーパンを仕入れた。ガッツサイクル製である。パールイズミのブライトパンツに似たデザインで、青いラインが入っている。履き心地は少し違うが、値段を考えれば良品だ。

080420yanagitani 039.jpgのサムネール画像 パット部の素材とカットの仕方は少し違うようだ。履き比べると股間の感触は、パールイズミの3Dパットの方が少しソフトに感じる。そもそも履き心地が違う のは当たり前で、違いがなければパールイズミの立つ瀬が無い。ガッツパンツも走って馴染んでくれば、けっこう良い感じだ。

 パンツにプリントされた「GUTS CYCLE」というロゴが嫌だという人がいるかも知れない。私も最初はそうだった。しかし50kmも走ると気にならなくなった。慣れは恐ろしい。今では「ガッツ」という暑苦しいネーミングさえ心地良いから不思議だ。ガッツだ。

080430 034.jpg丼のバーテープを赤に換えた。その赤馬丼(Madone Rosso)に乗って、西山の麓から丹波街道をウロついた。

長岡天神の八条ヶ池では霧島ツツジが満開だった。霧島の赤は、そんじょそこらの赤とは違うくらい鮮やか。しかし赤馬丼のバーテープも負けていない。ちなみに赤いバーテープはBONTRAGER製である。池の畔の赤い競演。


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月も残り少なくなった飛石連休のある平日のこと。朝から仕事をして、午後から時間が出来たので、自転車に乗った。

とりあえず、例のごとく、自転車道を流して嵐山に至る。天気はまずまず。昼ともなれば、渡月橋を吹く風は暖かい。

周山街道を北上した。今週食った焼肉のせいだろうか、身体が重い。余り頑張っても脂肪燃焼には効果が薄いらしいので、程ほどにハアハアした。しかし、まったく遅い。

 金曜日である。無性にカレーうどんが食べたかった。そうだ、あの店は「金カレ」をやっているハズだ。行こう、「金カレ」を食べに行こう!そう思って家を飛び出した。

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 自転車道で川を下って、橋を渡って、小さな峠を越えて、宇治田原にやって来た。犬打川沿いの旧道から見る緑が美しい。

 残念なことに、「金カレ」は売り切れだった。どうやら相当な人気らしい。仕方ないので生醤油うどん大を注文した。トッピングは海老天&芋天だ。待ち客が多くて、出来上がりまで15分ほど待たされた。常連客の中には"マイ椀"持参の通もいた。

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 帰り道は宇治川ラインから宇治、伏見を経て自転車道へ。「金カレ」が食えなかった以上、リベンジしなければならない。今度はもっと早く出よう。72km。

 六丁峠をエアロビクス&ダンシングで上って、新緑の保津川渓谷を走った。秘境さながらの景色をオカズにペダルを踏み進む。保津峡、水尾、神明峠、愛宕山麓の上りは長い。

 おやじ三人だった。みーこさん、nasubiさん、私、という同い年のメンツである。おやじローディひしめく西日本でも屈指のナイスミドルトリオであるわけだが、揃ったのは久しぶりだ。

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 嵯峨野から九十九折の急坂を経て、愛宕のうなじをよじ登って、越畑に辿り着いた。田植え間近の棚田には水が張られいて、マギー亭の銀杏は新芽をまとっていた。ここは何時来ても美しい。

 神吉集落からジェットコースターで下りて、日吉ダムに至る。ダムサイトでは鯉のぼりが泳いでいた。

 同じ道を引き返して市内に戻った。とにかく腹ペコだった。ハンガーノック状態で、常盤のラーメン太郎になだれ込んだ。同店のラーメンを最後に食ったのは青春時代である。二十数年ぶりのラーメンは泣ける程に旨かった。

吉野山

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 近鉄特急に乗って奈良へ行った。天気は上々。電車は、京都府南部と奈良県を縦断して進んだ。

 橿原神宮前で乗り換えた後、電車は更に奈良県南部の山間部を分け入って進む。「世界の車窓から」よろしく、窓から眺める吉野川はなかなか美しかった。終点は吉野駅。そこがまさに目的地である。

 残念ながら自転車の出番はない。この日はなんと家人と一緒にハイキングである。桜もほぼ終わりの吉野山だが、上千本、奥千本まで登れば、桜が見れるという。つまりが山歩きである。

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 中千本までバスに乗った。そこから先の上千本行きのバスは、長蛇の列だったので、歩いて登ることにした。上千本までは約3キロの登りである。

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 上千本に位置する水分神社(みくまりじんじゃ)では枝垂れ桜が迎えてくれた。その古木の周りを社殿の回廊が囲んでいる。枝垂れの神木は見事な花を着けていた。

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 そこそこきつい勾配を登って金峯神社(きんぷじんじゃ)に辿り着いた。我々の登山はここまで。よく頑張った。

 道はずっとどこまでも続いている。大峯奥駈道と呼ばれる道は、近畿の屋根、紀伊山地を越えて熊野本宮まで170km続いているらしい。案内板を読めば読むほど恐ろしい道だ。どうやらロードバイクでは無理らしかった。

 お土産に柿の葉寿司を買った。電車を待つ間、私はコレを食べた。家人はこの日、ひとつ年をとった。

2008年5月

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