東京地裁はライブドアの主張を認め新株予約権の発行を差し止める仮処分を決定した。それを受けて新聞各社は一斉に反応している。これがまあ面白い。人生いろいろ会社もイロイロ・・って誰か言ってたな。
フジサンケイグループの一員である産経新聞の立場は鮮明だ。地裁の決定に対してあからさまに「不満」を表している。立場を見れば無理もないかも知れないが、自己防衛的な論調が際立っている。大新聞の社説としては説得力に欠けいているようにも思える。
朝日新聞は今回の「新株発行」を「あと出しジャンケン」と批判している。そして地裁の決定を株主の利益や市場の公共性を考慮したものと評価している。しかし時間外取引に関してはライブドアをチクリとやっている。「中立」を強く意識したような印象を受けた。
読売新聞は地裁の決定は予想されたものだが、このまま硬直状態が続いて放送事業に支障をきたす事を警告している。そして両者の歩み寄りを促している。大人の提案だ。
メディアは事ある毎に「中立公平」を唱えるけど、それは「幻想」だ。そんな物は本当は存在しないのにさも在るように振舞っている。どんな大新聞であっても組織が特定資本によって成り立っている以上、自己防衛の本能は必ず働く。フジサンケイに起こった事は他のメディアでも起こりうる事だ。朝日も読売もそれが分かっているから、産経を叩きのめしたりはしない。手加減を知っている・・そんな感じがした。
仮処分決定 違和感残る企業価値判断 / 産経新聞(03/12 05:00)

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