日韓友情年と竹島が突きつけた物

日韓友情年と竹島が突きつけた物韓国人の反日感情の高まりは相当だ。大統領までが油を注ぐに至ってはどうか。貿易交渉に影響がでたり、ゴルフ場では「日本人入場禁止」なんて所まで出てきている。向うで生活している日本人は何かと面倒な事が起きているのではないだろうか。ワールドカップ共同開催、韓流ブームといい流れがあっただけに残念に思う。日韓友情年の年に竹島は「目の上のタンこぶ」になってしまった。

豊臣秀吉の「朝鮮出兵」、西郷隆盛の「征韓論」は日本の教科書にも出て来るぐらい有名な話だ。そんな時代を割り引いたとしても、日韓は長い間、友情と文化を共有してきた事は事実だ。長く鎖国を布いた江戸時代でさえ「朝鮮通信使」だけは別格で迎えられていたと伝わる。思うに「友情」とはお互い対等であって成り立つ物だ。一方が武力をもって優位に立とうとする処にそれは在るはずもない。お互いをよく知る日韓の敵対心は「近親憎悪」にも似るから性質が悪い。ずっと上手くやっていた日韓なのに、我々が生きた昭和とういう時代だけが著しく異常で欺瞞に満ちていたように思う。

日の丸や小泉の写真を燃やし、体に火まで点ける韓国人は、日本人から見れば理解に苦しむだろう。それは在日の僕から見ても同じだ。まあ表現方法としては稚拙でおバカに映る。ただ韓国の歴史教育においてやはり「反日」は大きなテーマであり、いいかどうかは別にして「恨みの再生」は今も続いている。耳の痛い話だが、現代韓国において「反日」は国際競争を勝ち抜くための「動機付け」であり、パワーの源だ。政治しかり、スポーツしかり。竹島問題により曝された「韓国人のはらわた」は脳天気とも思えるこの国の韓流熱に冷や水を浴びせたに違いない。

「領有権」や「漁業権」は物理的な問題として有るのはそうだ。が、誤解を恐れず言えば、そんな事はどうでもいい事で、問題の本質は悲しいほどにメンタルだ。島根県議会の「竹島の日条例」は韓国人の眠った感情を鷲づかみにしてはなさないのだ。昭和を生きた韓国人にしてみれば、あれは「日本帝国主義の侵略」であり、最も憎むべき相手に見えるのだろう。そして、わざわざこの時期に「喧嘩」を売った島根県議会の行為は、いろんな影響を考えれば、やはりいただけない。

恨んだり、疎んじたり、見下したり、日本人と韓国人は大変だ。併合や戦争のあたりの話は未だに喧嘩の種になっている。次の世代は考え方や価値観を共有して何かを築けるだろうか。顔かたち、髪の毛、目の色、赤ちゃんのお尻にできる青い斑まで同じ両民族が、いつしか世界が羨む真の友情で結ばれる事を望む。
Sankei Web 国際 「友情年」行事の中止も 竹島問題で韓国(02/28 12:19)

“日韓友情年と竹島が突きつけた物” への15件の返信

  1. まったくです。
    「近親憎悪」これは、私も感じていました。むずかしいことは
    解りませんが、ドラマを見ていても、Talk Showを見ていても、笑いのツボが同じです。蒙古斑仲間なのに。。。とよく考えます。
    アメリカのドラマや、ジョークででは、共感できる笑いは少ないです。似すぎているのでしょうか?!ゴルフ場もそうですね。すべておっしゃるとうりです。最近、私が胃が痛い。

  2. TBありがとうございました。
     この件に関しては政治家による決着は難しい気がします。市民レベルでの連帯から、何とか状況を打破できると未来は明るいと思うのですが、難しそうですね。
     これからも、よろしくお願いします。

  3. 初めまして、管理人さんの平易な文章に感服しました。様々なトラックバックがあるのでどこにコメントしようかと思っていましたが、こちらに書かせて頂くことにします。
     さてノムヒョン大統領による「国民に申し上げる書」ですが、例によってのお手軽嫌韓派からクオリティペーパーに至るまで、日本側で殆ど触れられていない問題点があります。それは、この声明(そして最近の韓米日三角同盟離脱@士官学校卒業式での演説)などが、殆ど外交部(外務省)を無視する形で青瓦台、いや恐らくはノムヒョン大統領の独断で出されているらしいと言う事です。
    http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/03/24/20050324000072.html
     これは一言で言って内政外交に全権を行使する専制君主のやり方そのものであると言わざるを得ません。
     さてそこで気になるコメントが。それは東亜日報に載ったこの記事なのですが。
    http://japanese.donga.com/srv/service.php3?bicode=050000&biid=2005032504138
     ノムヒョン大統領が天安市にある独立記念館の部長に言ったというこの台詞、もしかすると大統領は本気で自らを大韓帝国末期の高宗になぞらえているのではないでしょうか。
     台頭する日本、そして列強の狭間で何を成すすべもなく亡国への道を彷徨った高宗、しかし100年後のいま、韓国は民主化を果たし、国力も世界12位の地位にある。こうした自負が、「自分は高宗とは違う。必ず上手に立ち回ってみせる。」という意気込みに繋がっているのではないでしょうか。
     その意気、ひとまずは良しとするにしても、さてそれを実現する方策については前述した通り、自らの部下である外交部さえ信頼しない独善ぶりであるとするならば、その前途は限りなく暗いのではないかと思うのですが…。

  4. stochinaiさんへ
    ありがとうございます。私も日韓の明るい未来を望みます。またおじゃまします。
    MJ号さんへ
    コメントありがとうございます。興味深く拝見しました。
    外交部の担保がないままの対日「宣戦布告」は青瓦台をずいぶん慌てさせたでしょうね。
    韓国では政権が交代するたびに元大統領は「罪人」の扱いを受けたりします。思いますに、韓国大統領の地位というのは想像以上に脆弱な物かも知れません。時の政権にとって大衆パフォーマンスの「反日論」はそれこそ伝家の宝刀です。役人の同意が在ろうが無かろうが、変節だと言われようが、足場固めの為には今やる事が効果的だという判断だったのでしょうか。ここぞとばかりに大衆に擦り寄るような発言は、おっしゃるように、現政権の危うさが覗いて見えます。

  5. コメントありがとうございます。我が小泉首相もたいがいポピュリストと呼ばれ
    続けておりますが、それでもノムヒョン大統領の足元にも及ばないかと(笑)
     思うに時の最高権力者が専制君主のごとく振舞うのは、遺憾ながらかの国の特徴
    ではないかと思う次第です。この点において、南北の指導者は図らずも異曲同音を
    奏でていると思わざるを得ません。
     大韓帝国末、高宗は国外にあっては日露清三国に、国内にあっては大院君派と明
    成皇后派との抗争の狭間に在って治世は思うに任せず、国が滅んで行くのを拱手傍
    観せざるを得ませんでした。
     その苦い経験からすれば、南北共に強いリーダーが国を引っ張っていく統治形態
    が民衆に期待されることにも一理はあると思います。思いますがしかし、ノムヒョ
    ン大統領にはいかんせん、隣国の利害関係を自国に有利に誘導しようと言う外交戦
    略の視点が決定的に欠けていると私は見ます。その点、金日成氏に遠く及ばず、金
    正日氏にも負けていると言ったら言い過ぎでしょうか。
     日本との間には近代に積もり積もった怨念があるので同盟関係は結びにくいにし
    ても、「韓米日のトライアングルにとらわれない(@士官学校卒業式での演説)」
    とまでブチ上げてしまっては、日本に続いて米国までも、自ら頼める同盟国を切り
    捨てていると見られても仕方ないでしょう。
     ズバリ言ってしまえば、ノムヒョン氏は北も南も同族と言う甘えにより、極端な
    視野狭窄に陥っているのでは。
     もちろん、こうしたポピュリズム手法は国内からは拍手喝采を浴びる事でしょう
    が、一時の興奮で国を滅ぼしても誰も誉めてはくれません。幸い、今は多少冷静さ
    を取り戻しているように見えますが。つか、こう簡単に頭に血が上っていてアンタ
    良く弁護士なんてやってられるなァ、みたいな(笑)
     しかし「マスコミが発言を曲解した」式の自己弁護はいかにも見苦しい。今さら
    「国民の皆様に申し上げる書」を撤回できるとでも思っているのだろうか。朝鮮半
    島に「綸言汗の如し」という諺はあるのか判りませんが、今こそ大統領には冷静さ
    を保ち続けてもらいたいものです。
     おまけ。
    http://japanese.joins.com/html/2005/0322/20050322141122100.html
     これは近年まれに見る名文中の名文かと思います。今の日本人にどれだけこれほ
    どの文章が書ける人物が居るだろうか。さすがに李御寧先生、日本人を説得するツ
    ボを心得ていると思いますね…。

  6. mさんへ
    コメントありがとうございました。勉強させていただきました。そしておまけのサイトも拝見しました。「チョルを持つ人」の話、いい論文を読ませてもらいました。

  7. すみません、もうちょっとだけ続けさせて下さい。
     ところで私の竹島問題へのスタンスですが、やはり国際司法裁判所で裁いてもらい、その結果を受け入れるしか無いと思います。だから、朝日新聞28日付けの若宮啓文氏のコラムのように、「竹島を韓国に譲れないか」という解決は一見耳あたりが良いようでいて、実は事なかれ主義の最たるものとして到底考えられません。朝日はホンマにアホやなぁ。
    http://www.asahi.com/column/wakayama/TKY200503270067.html
     まず「竹島を譲る」ということは、もともとの所有権は日本にある、と宣言している事になるので韓国人としては絶対に受け入れられないでしょう。次に、仮に竹島が首尾よく譲渡されたとしたら、次は中国が「尖閣諸島を譲れ。」と言い出すでしょうし、ロシアも北方領土を…更には「対馬も」うんにゃ「沖縄も」と際限が無くなるのは必定。
     「夢想」は個人的な夢に留めておいて欲しいもんです。
     結局、利害関係の無い第三者に裁いてもらう以外に解決策は無いでしょう。ちなみにご存知かも知れませんが台湾ならびに行政権を引き継いだ中国両政府とも、沖縄を日本固有の領土とは認めておりませんです。「あれは、ポツダム宣言で間違って日本に行ってしまった物。」という事になっとります。

  8. MJ号さんへ
    朝日の「夢想」コラムの無責任さは驚きです。主権が在ると信じる領土を簡単に放棄した日にゃ、北方領土など一生帰って来ないでしょうね。日本は紛争解決の手段としては武力を永久に放棄している訳ですから、外交が機能しない以上、国際司法裁判所が唯一の頼みといえます。でも一方の大統領があの調子では・・。「竹島」の火種が妙な民族紛争に発展しない事を私は祈ります。現状を見れば、ダンマリを決め込む日本政府の意図が解らないでもありません。

  9. そうですね、でも民族紛争への発展は、少なくとも日本側からは無いでしょう。個人的には日本人はこれくらいの腑抜けぶりが丁度良いと思っていますので(笑)またお隣も、言葉が熱ければ熱いほど実際の行動に出ないという法則があるようですし。
     いや実際、次回の首脳会談でノムヒョン大統領が、まるで何事も無かったかのように満面の笑顔で小泉首相に握手を求めて来ても私は意外には思いません。「言うだけ言ったら、後はサッパリ何も残らない。」という民族性には慣れっこになっていますので。
     今回の問題は、島の主権がどっちにあるか、と言うのももちろん争点の一つですが、それよりもっと大きいのは、「島はもともと韓国のものだったのだが、日本が韓国併合の先駆けとして不法に占拠したものを、戦後韓国が実力で取り戻したのだ。」というロジックそのものに主眼が置かれているのであって、「ウチの持ち物だけど、なんかガーガーうるさいし、どうせ大して利用価値も無いから持っていって良いよ。」という態度では事態の解決にならないばかりか却って相手の怒りをあおりかねない、と言う事が見えていない大新聞の論説委員ってどうよ(笑)てことですね。
     ではでは。

  10. そうそう、いま韓国語を勉強中なのですが、日本語の「サッパリしましたか?」にあたる韓国語の表現は、「ほどけましたか?」と言うそうですね。感情のもつれを、絡まった糸を「ほぐす」動作になぞらえるところは目からウロコでした。そら、ほどけ切ったら気分ええに決まっとるわなぁ。

  11. 日韓併合以前の話ですが、韓国(当時の大韓帝国)は竹島の編入に対し何ら公儀をしませんでした。 
    歴史を知らないと相手の言いなりになるだけですよ。
    昔から、韓国は外交儀礼を無視する低脳国家だと言うのは、歴史を紐解けば笑えないほど出てくるので、日本はいい迷惑ですけどね。

  12. 別に韓国の弁護をしようという気持ちは無いのですが、当時の大韓帝国がどうこうと言うのは、この問題の本質ではないと思います。韓国人にとって最も大事なのは、
     1)島はもともと朝鮮半島の領土であった。
     2)その領土を日本が韓国併合の過程で奪った。
     3)光復後、韓国は武力で島を奪還した。
     このロジックを日本人にあまねく認めさせる事であり、それこそが竹島問題の本質だからです。問題の1905年と言う年ですが、この一年前に日本は韓国に対し、日本の承認を経なければ外国との条約締結を認めないとする日韓議定調印書を締結しています。対外的には日露戦争開戦一年前にもあたり、日本は韓国を事実上の保護国とすることで対露政策上、後顧の憂いを絶つ必要を感じており、この条約締結にも同様の意図が働いて居たことは間違いありません。
     この状態では、韓国政府が竹島の領有権云々を口に出せたかどうか甚だ疑問です。もちろん、当時の大韓帝国に領土意識が薄かったというのも背景にはあるでしょう。しかし日本からの圧力は当時でさえもはや大韓帝国政府に自由意志を表明する余地を殆ど残していなかったという事実を踏まえないと、1905年の時点で何も抗議しなかったという事実を提示するだけでは、あまりにも一方的過ぎる見解になってしまいます。
     しかし戦後韓国が日本の疲弊と混乱に乗じて、言わば火事場泥棒的に竹島を奪ったのも事実。それを国際司法裁判所での審理で突かれるような事があれば、「韓国人は他国から侵略される事はあっても、侵略した事の無い純白の民族。」という建前が脆くも崩れ去ってしまいます。
     ゆえに、日本人が領有権を主張することはすべからく「妄言」なのであり、特に1)は絶対に譲れない基本原則なのだろうと私は思います。

  13. mj氏へ
    後年のハーグ密書事件など、近代主権国家の根底の定理を破る行動によって、伊藤博文にそんなに嫌なら宣戦布告でもしろ。と高宗は責められています。
    要するに國際法の拘束力を重要視せず、法の恥を恥と認識できず、
    場当たり的な行動の連続が、同様な結果を生んだ意味で竹島についても、私自身は思うに、竹島は台湾を清が称した「化外の地」扱いであり、
    鎖国していて自国領かという認識も定かではないのは明らかでしょう。
    勿論圧力は否定しませんが、例え領地と認識していたとしても国際法を精通する事を怠った故に、
    法によって成立する強力な抗議の意味を理解もできず圧力に屈し、
    声明も出せなかったでしょう。これはたらればの話ですがね。
    洋化を排除する事に腐心し、時代の本流を読み間違えた結果とも言えるでしょう。
    日本と朝鮮の最大の違いはこの部分であり、朝鮮に与えられた15年の猶予期間(それ以前から近代化を催促してますが)も無駄足に終わりました。そして今もこの伝統は変わらないのは前近代的な行動で明らかでしょう。私個人は連続性として捉えるのが日本側の勤めだと思っております。 かつてのように一々隣国の夜郎事大に惑わされる必要も無いと思っております。
    一方的に見えたとの事なので、極端に箸折った文章を書いた私にも責任があるので、まことに申し訳ありませんでした。しかし相手の外交に甘えを箸挟む自体前提が間違っているのでは?抗議した事実が無いのですから。
    勿論韓国のロジックには概同意です。連続する甘えの構造はどうするべきなのかほとほとまいります。

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