JR脱線事故と祭りの日

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 尼崎のJR脱線事故があったその日、僕の仕事は月に何日もない休みだった。テレビが映す事故現場を見ながら刻々と増える死者の数を聞いていた。こんな事故を見せられると、文明社会に生きるリスクなんて事を考えさせられた。自分の日常は果たしてどれ程安全なのだろうか。街で生活する以上、田舎に比べれば事故に遭う確率は高い。あす一日無事でいる保障なんて何処にも無い。当たり前だけどそんな事を考えた。


 夕方、家族を車に乗せて家を出る。行き先はジャスコ洛南店である。途中、今日は吉祥院天満宮のお祭りの日である事に気付く。年に二回、境内に露店が並ぶ日だ。ジャスコに車を止めて天満宮まで歩いた。徒歩でも2、3分だ。


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 夕闇せまる境内は既に大勢の人がいた。小中学生の姿が目立つ。学校の先生の姿もあった。どうやら見廻りに来ているらしい。見渡す風景は僕の時代と変わっていない様に思える。ただ、僕はオッサンになってしまった。代わりに今日は息子と娘が来ている。息子は何やら物色した後「お面」が欲しいと言い出した。値段を聞くと、女店が主曰く「800円です。」 ・・高いよ。

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