京都嵯峨野六丁峠と赤い橋

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 渡月橋の北一帯、嵯峨野と呼ばれる辺りは寺院・古刹が密集している。緑濃い竹林と田畑と寺院を縫って走る。もちろん自転車だ。空模様はというと梅雨の曇天でたまに日が差すが、はっきりしない天気だ。あだしの念仏寺を横目に鳥居本の石畳の坂をローギアで登る。道はやがて保津峡へ通じる林道になる。保津峡までは距離はそうないのだが、六丁峠を越えなければならない。嵯峨野と保津峡の間に横たわるこの峠は険しい。
toriihonn.JPG

 
 峠のクライマックスは斜度15度ぐらいだろうか、僕にとっては物凄くキツい。肺にいっぱい酸素を吸って、腹筋と下半身に血を送る。坂を見上げると気が萎える、ほんの1m先を見つめながら一歩一歩ペダルを踏み込む。峠はまだか・・

 
 日常生活では到底味わえないであろう苦しみを堪能しつつ峠にたどり着いた。案内板が見える他は何もない峠だ。平らな部分は畳二十帖ほどしかない。登った途端に下り出すのがジェットコースターなら、まさにそれだ。

 
 下りもそうそう楽じゃない。谷底に落ちて行くような下りは恐怖を感じる。ツヅラ折れが多く、その度に十分に減速しないと曲がり切れない。ブレーキは握りっぱなしに近い。視界を確保するには重力に逆らって首を上げていなくてはならない。首が痛い。


otiaibasi.JPG

 確か両親とはぐれた千尋が渡ったのもこんな赤い橋だった。峠を下り切ったところで赤い橋に出くわす。落合橋だ。橋の先にはトンネルがあって何か奇妙な雰囲気を醸し出している。これが魔界の入り口だと言われればそんな風にも見えなくもない。この先を進む為のある種の覚悟を迫られているかのようだ。行くのか、戻るのか。事実、この先は保津川渓谷沿いの侠道で右は絶壁、左は渓谷、逃げ場はない。もちろん行くつもりで来たのだ。六丁峠を戻るのはゴメンだ。

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コメント(6)

まささん、おはようございます。

朝のポタリングをサボって書いてます。(風がきついので萎えました)
「つたや」「ひらのや」の間を左にはいる道ですね。
この前に行ったとき行ってみようかと瞬間思ったのですが直ぐに止めました。
観光シーズンでも鳥居本まで行くと人が少ないのでよく行きます。

化野念仏寺の写真は、いい感じですね。
*ist持っていかれたんですか?

一昨年、高雄から嵐山まで歩きました。マウンテンなら走れそうな道ですね。(と振ってみます(^^)

私も、ハワイ(センチュリーライドの時期)には当分行けそうにありません。

まさ先輩、おはようございます。
六丁峠を自転車で越えられるとは!凄い!
先輩は究極のチャレンジャーです!

落合橋の先は魔界・・・確かにそう感じる
ことがあります。先日も魔界の先の渓谷から
バイクに乗った人が運転ミスからか、落ちてきましたよ。
人は崖の松に引っかかったままで、レスキュー隊が
救助し、バイクは川に沈んでいきました。

またその下の川の渕では、毎年何人かが、川の
渦に巻き込まれ、帰らぬ人になっています。
今年はそんな悲しい出来事がないことを祈りたいです。

>六丁峠を戻るのはゴメンだ。

私も、昔、花背に車で行った際に、思いました。
すごい山道で、勿論、1台しか通れないし、どんどん険しくなってゆくし・・・。
駐在所があったので、この先(滋賀に戻る)もこんな道が続くのか尋ねに入ったら、その駐在さんが、「私も雄琴(滋賀)に帰るので、仕事が終わるのを待っていてくれたら、先導する」とゆってくださり、2,3時間でしょうか、そこで待っていたことがあります。

でも、ホントーに、もう、先に進むことも、元来た道を戻ることも、恐ろしくてできなかったのです。(爆)

上野さんへ
>化野念仏寺の写真は、いい感じですね。
さすが上野さんですね。するどい。この写真だけは著作権フリー画像を拝借したものです。ホント綺麗に撮れてますね。良く見ると黄色い葉っぱが見えますから、どうやら秋のそれでしょうか。あとはすべPENTAX OptioS55で僕が撮ったものですが、写りはもう一つですね(笑)。コンパクト機だからというよりも腕が悪いからでしょう。

>*ist持っていかれたんですか?
描写力を考えると持ちたいのはヤマヤマですが、今回は止めました。そのうち京都の街中を回る時に持って行きたいと思います。腕はかないませんが、デジ一眼のコンパクトさでは負けませんから(笑)。

はっちんさんへ
「クールビズ」かっこ良いいじゃないですか(笑)。
そうそう、今回走ったのは完全にはっちんさんの「縄張り」でしたね。挨拶が遅れてすみません(笑)。魔物が棲む秘境からなんとか生きて帰れました。

>毎年何人かが、川の渦に巻き込まれ、帰らぬ人になっています
確か保津川では昨年も水の事故が続きましたね。若い学生たちが犠牲になっていましたね。今年は保津川で人が亡くなることがないよう祈ります。

ハンナさんへ
いや花背峠の険しさは別格です。天気の悪い日や夜は車でも通ってはいけません。日が暮れた峠の怖さは判りますよ。気を付けて下さい。
僕は年甲斐もなく自転車であちこち行くのが楽しくて仕方ないです。体力が続く限り、飽きるまでやるつもりです。腹が減ったらハンナさんのところへ行きますね(笑)。

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