日吉ダムからの帰り道、僕は府道25号を南へ向いて走っていた。八木町と亀岡市を結ぶ同道は大堰川を挟んで国道9号とほぼ平行して走っている。国道9号に比べれば交通量はウンと少ないから自転車は快適だ。愛宕山の麓に広がる景色をオカズにペダルを踏む。まあ景色と言っても田畑ばかりだが・・
府道を何処かで外れてしまった様で、気が付くと大堰川の堤防を走っていた。別に気にしない。川に沿って下れば、間違いなく亀岡に辿り着く。月読橋という素敵な名前の橋を過ぎた辺りの事だ。僕の鼻は異変を感じた。何か臭う。家畜の臭いだ。前方に見える農舎に家畜がいるようだ。
牛だった。何頭いるのか分からないが、黒い牛がたくさんいる。黒毛の和牛であるからには肉牛だ。乳を搾る牛では無く、食肉用である。亀岡牛という事か。せっかくだからと僕がカメラを構えると、寄って来て柵から顔を出してくる。なんと人懐っこい事だろう。臭いが可愛い。人間とは傲慢で恐ろしい生物だ。牛に限らず動物という動物を片っ端から喰っている。彼らの運命を思うと一抹の淋しさを覚えた。帰り道、僕は「ドナドナ」を口ずさんでいた。焼肉を食べるのは止めよう。とりあえず今週は・・。



牛って寄ってくるんですね。人懐っこくてかわいいです。
そういえば以前、黒牛を何頭ものせたトラックが五条通りで信号待ちしているのを見ました。
もしかして亀岡からの移動中だったのかしら・・・。
交通量の多い五条通りですが、牛たちはトラックの柵から顔を出しておとなしくしていました。
てくすけさん、今晩は。
>黒牛を何頭ものせたトラックが五条通りで信号待ちして
それはマサにドナドナですね。売られていくんです。きっと。
亀岡牛の人懐っこさが妙に心に浸みました。でも高級で美味しいそうです・・。