京都の西の外れ、大枝は今が富有柿の盛期だ。農家の軒先ではカゴに盛られた柿が並んでいて、街道は右も左も柿色である。そんな賑やかな"柿街道"を自転車で進んだ。天気は言う事ない。
斜面を彩る柿林が途切れると、開けた田畑が現われる。大原野だ。西山連峰の麓に広がるこの丘陵地は見晴らしも見通しも良い。なんと言っても交通量が少ないから快適にポタれる。僕はここを自転車でウロウロするのが大好きだ。さらに焼肉を食べ過ぎて鼻息の荒いお兄さんや坂中毒のローディーだって楽しめる場所があったりする。金蔵寺や善峰寺の激坂は西山連峰屈指だ。ロクに登れない男が言うのも何だけど、踏み応えは保障する。
大原野から街道を南へ。田畑、竹林、民家や寺院を抜けて行く。長岡京を経て辿り着いたのは天王山の麓、大山崎。言わずと知れたサントリー発祥の地である。
島本から柳谷へ登った。島本からの登りは長岡京からと比べて勾配が幾分緩い。でもその分しつこい。峠まで恐ろしく長く感じた。なんとか登り切ったけど結構シンドかった。シャツに付いた汗のおかげで、下りは寒くて踏めない。安全運転で帰路。55キロ。



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