桜の開花予想を訂正した気象庁は、その訳を"コンピュータの入力ミスだ"と発表した。何かもっともらしい言い訳のように聞こえるが、責任を機械に押し付けているようでチョット見っともない。操るのは人間だから悪いのは人間だろう。「今年の開花予想は難しすぎました。ごめんなさい。」とぐらい言えれば可愛いいのに、コンピュータだのデータ入力だの、そんな能書きは聞き苦しい。
3月も3分の2が過ぎて暦はどんどん進んでいるが、えらい寒い。お腹に蓄積したモノを少しでも消費しようと、寒風が吹くある平日、家を出た。駆るのは季節の変わり目の寒暖を背筋と顔の毛穴から感じさせてくれる例のナニである。
例によって京都西部、大原野をウロウロ。太陽は雲間を出たり入ったり、ハッキリしない天気だ。3月の乾いた寒風は容赦がなく、中年男の顔と爪先から熱を奪う。そこかしこで梅は咲いているけれど、桜の蕾はまだ堅そうだ。色の少ない景色の中に菜の花の黄色だけがひときわ眩しいのだった。



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