2007年8月アーカイブ

 暑かった8月が終わった。殺人的な猛暑に伴って水の事故も連日伝えられた。毎夏、人の群が水場に繰り出せば、必ず犠牲者が出る。先日、娘の同級生のお父さんが海で亡くなった。大阪湾へ釣りに行っての事故だった。身近で同年代の方が亡くなると、さすがの脳天気男も考えさせられる。何人たりともその日を無事に生きられる保証はないわけで、生きている以上、死のリスクは常にある。

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 ロードバイクで長距離を走る趣味というのは、それ相応のリスクがある。まったく自転車に乗らない人に比べたら何倍も危険だろう。自転車が走るべき場所がはっきりしないこの国で、自転車乗りを危うくしているのは、やはり車だ。国道を走る大型車はもちろんだが、小型乗用車だって自転車の相手としては十分に脅威だ。速く走るスキル以上に安全に走るスキルを磨きたい。家族がいる者としては当然だ。娘の同級生のお父さんの冥福を祈る。写真は、ボチボチ秋っぽい風が吹いても良さそうな8月下旬の琵琶湖真の浜あたり。

 ギターを初めて手にしたのは中学3年の時だ。幾らだったかは忘れたが、国産のフォークギターを買ってもらった。とりあえず弾けそうなコードを覚えて、近所迷惑も省みず、ガチャガチャやっていた。アリス、井上陽水、風、松山千春、フォークソングやニューミュージックと呼ばれた曲を好んで弾いていた。高校の時には、バンドの真似事をしていた時期もあったが、弾かなくなって久しい。

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 向日市は大原野を望む竹林の一角に凄いギターの工房がある。気さくなご主人はギターのお医者さんである。この名医を訪ねて、キカイダーの如くギターを背負った現役のお兄さんや昔のお兄さん達がやって来る。くたびれたギターもここへ来れば見事に蘇ると評判だ。工房にはマーチンやらギブソンやら、枯れた名器が並ぶ。

柾目ウッドメーカー

 地球温暖化の影響か、日本列島を連日の熱波が襲った。あちこちで人が亡くなったようだ。メディアは最高気温の更新と熱中症への警戒を伝える。こまめに水を飲めと。兎にも角にも水である。

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 無謀にも真夏の陽射しの中、自転車を駆って、大原野は西山の麓を登った。ゼイゼイと喉を鳴らして坂を進むと、池が出現した。西山連峰の懐には、そこかしこに小さな池がある。ほとんどが田圃に水を引くための溜め池である。それにしても池の水が沸き立ってもおかしくない暑さだった。

 ほんの20キロの散策で、ボトルの全てと身体の多くの水が奪われた。家に戻るとたちまち500mlの水を飲みほした。飲んだ尻から汗が滝のように流れる。まだ飲みたい。水がおいしい。

 「おいしい水」は、アントニオ・カルロス・ジョビンの名曲である。ポルトガル語の原曲名は、「AGUA DE BEBER(アグア・ヂ・ベベール)」という。軽快なボサノバの旋律は水のように身体に浸み渡る。

 神戸に行った。南京町を徘徊して、須磨で油を売って、垂水区のポルトバザールを冷やかした。暑かった。酷暑で脳ミソが干乾びた。何も考えられないし、書けないので、写真を少しアップする。

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 京都府の南西部に位置する向日市だが、市のシンボルフラワーは向日葵である。自治体は毎年この時期になると、休耕田に向日葵を植えている。街道沿いの田畑の中に忽然と現れる向日葵畑は真夏の青空に黄色を添える。自転車のオカズとしては悪くない。かのツールドフランスの映像で観るソレに比べると規模はずいぶん小さいのだけれど。

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 今よりもずっと平穏で夢も希望もあった70年代、伊藤咲子というアイドルが「ひまわり娘」という歌でデビューした。歌は大ヒットしたから「♪誰のために咲いたの それはあなたのためよ」というフレーズは今でも耳に残っている。作詞は先日亡くなった阿久悠 氏だ。

 テレビや新聞の報道を見ると、阿久悠が大作詞家だった事を思い知らされる。作品一覧を改めて見るとやはり凄い。多感な時期に昭和を生きた僕なんかは、感慨余って涙が出そうだ。いやホンマ。

 そして70年代を代表するアイドルといえば、山口百恵である。しかし、デビュー当初から阿久悠は山口百恵を余り評価していなかった様だ。だから山口百恵には一曲も書いていない。どうやら山口百恵が宇崎竜堂・阿木耀子の曲でヒットを飛ばせば飛ばす程、阿久悠とは疎遠になって行ったらしい。その辺の事情はネット上に色々書いてあって、モモエストとしては今更ながら面白い。

 8月のある日、息子を連れてサイクリングをした。自転車道を北進する。松尾橋のコンビニで休憩した。二人でガリガリ君を食べた。真昼間なので、夏の陽射しは容赦ない。気温はそれこそ鰻昇りだった。

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 嵐山を折り返して往復23キロの距離を走った。10才の息子にはチョットした冒険だったハズだ。ロードバイクに比べると、子供用自転車はずいぶん重たい。それでもよく頑張ったので、その夜は王将に行って、中華料理を腹一杯食べさせた。私も食べた。

 夏はカレーだ。男はカレーだ。ちゅうわけでカレーを作った。材料は、玉葱、ナスビ、トマト、オクラ、牛肉である。大雑把に刻んで、炒めて、煮込む。隠し味に月桂樹の葉と男気が少々。

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 煮込む時間は好みだが、今回は短めに小一時間とした。野菜の食感を残すためだ。このカレーの最大のポイントはオクラだ。鮮やかな緑と粘りのある食感が夏のスタミナ源である。ザックリ切った断面には、ホイールが見えるぞ。辛口のルーがなじんだら"夏野菜男気カレー自転車乗り風"の完成だ。

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