2008年1月アーカイブ

 今年の冬は寒い。昨年の今頃とは違って冬らしい天候が続いている。根性がない僕は、寒くてなかなか乗れない。そんな中、秋の琵琶湖で僕を引率してくれたビス兄貴からは、琵琶イチの便りが届いた。なんと真冬の琵琶湖で200kmオーバーの荒行である。なんちゅうツワモノだろうか。

IMGP0017.jpg
PENTAX K10D & DA40mm f2.8Limited

 nasubiさんが散歩に誘ってくれたので、それではと家を出た。冬空に晴れ間も見えるが、陽射しは弱い。自転車道では作業員が木を切っていた。そんなに邪魔でもないのに何故切るのだろうか。なんだかもったいないようにも思えた。

 高槻経由で柳谷へ向う上り坂。脅しを掛ける極悪ダンプと勾配には泣かされた。怖くて、シンドくて、ホンマに半泣きで坂を登った。ここを平日に走っちゃダメである。

 真冬の散歩ルートは、自転車道→大山崎→高槻→柳谷→長岡京→自転車道。冷えた身体を温めたのは来来亭のラーメンだった。

 空は鉛色で寒い日だった。桂川の堤はそれこそ冷蔵庫のようで、手袋を外すと指先がたちまち凍えた。そんな寒い中、シクロクロス桂川ステージを観戦した。

DSC01686.JPG
クリックで拡大

 面白いレースだった。コケたり、滑ったり、担いだり、漕いだり、なんちゅう戦いだろうか。選手たちは汗と泥に塗れていた。カッコいいと思った。自分もやってみたいと思ってしまった。とりあえずそう思った。でもシクロ車がない。来年まで時間はたっぷりあるので、頭を冷やして、それから思案しようと思う。

 たっぷりと惰眠を貪って昼前に起きた。酒をやりながら深夜まで韓国ドラマを観ていたのだ。アルコールのせいで、いつもにも増して身体が重かった。でも外は良い天気だった。エイっと身支度を調えて家を出た。駆るのはもちろん、冬の空気の冷たさも、廻した血液の温かさも、乗らなければ分らないという、例のシャカシャカである。

 何も食ってなかったので腹が減っていた。そんでオープン間もないモスバーガーに行ってみた。予想はしたが、昼時で超満員だった。出来上がりまで20分以上待てというので、その日は諦めた。

DSC01621.JPG
 
 桂駅に程近い、ベーカリーCafeに入った。そこも昼時ともなればご婦人ばかりで、レーパン姿の自転車中年などは、珍獣パンダと変わりない。視線が痛いほどだ。なんとか人目をいなして、窓際の席でバンバーグサンドを食った。

DSC01628.JPG

 冬枯れの街道を走って大原野へ。西山界隈を徘徊して、ohcanさんのカフェで一服。真冬の昼下がり、お客さんが三人居た。太陽さえ覗けば、冬のオープンカフェもオツなもんだ。

 今年初めてトーヨーサイクルに寄って、新年の挨拶をして、雑談して帰路。陽が傾くと相当寒い。さむい、サムイ。

 例によってnasubiさんと、食い物の話をしながら自転車道をウロウロしていると、ごっつう速い自転車とすれ違った。まるで弾丸か疾風である。見覚えのあるジャージとヘルメットに、もしやと思い、声をかけた。OG-Kさんだった。来たるシクロクロスのレースに備えて練習中との事だった。

DSC01595.JPG

 毎度毎度の流れ橋である。久々に下りて橋を渡ってみた。ずらりと敷かれた板は、探偵ナイトスクープによると1784枚であるらしい。この美しい木造橋は、人も自転車もバイクも通る生活道路で、朝夕は相当な交通量がある。八幡市と宇治市、城陽市あたりの往来者には絶好のショートカットである。

DSC01599.JPG

 天王山の麓、JR山崎駅前。ホテルデュー大山崎の1階にあるCafe tabitabiでランチを食べた。野菜をふんだんに使ったおかずは美味しい。素材と味付が抜群なのだ。いろいろ食べたランチの中でもレベルは高いと思う。そんで僕はご飯のおかわりをした。ただ、毎月10日は、駅前で「十日市」が催されていて、主婦や子供がわんさかいる。この日がまさに10日で、店内はわいわいガヤガヤの盛況ぶりだった。

 猿丸神社にはちゃんと猿がいた。社を守る狛猿である。境内は広くないが、脇に休憩小屋があった。屋根には煙突が見える。中に入ると囲炉裏があって、法被姿のお婆さんが番をしていた。挨拶をして長椅子に座ると、お茶を入れてくれた。

 あれこれ話すと、宮司のお母さんで、御ん年90歳だという。この集落に生まれて、猿丸神社に嫁いだのだという。ずっとここで暮らして来たらしい。山間の集落、神社、囲炉裏、お婆さん、これだけ見れば、もうなんだ、時代は明治か大正か、時間の流れが止まったような空間だった。居心地は良い。囲炉裏で温まると動くのがイヤになって来た。

DSC01538.JPG

 話は朝に戻る。良い天気だった。倶楽部Gottaniの新年走行会である。自転車乗りの交差点、御幸橋に男前五人が集まった。uenoさん、mackyさん、みーこさん、nasubiさん、僕である。みーこさんは体調がすぐれないにも係わらず、見送りに来てくれた。流れ橋まで走って、みーこさんとは別れた。

 青空が広がる木津川を下って、山城大橋を渡って、峠を越えて、宇治田原にやって来た。車の来ない旧道は快適だ。並走しながら話もはずむ。途中、ローディの大集団とすれ違ったりしながら、ズンズン登って行くと猿丸神社の広告塔が見えて来た。

 お婆さんの囲炉裏小屋を後にして、猿丸神社の裏山を登った。前々から登りたいと思っていた。だが、これが曲者だった。ヘロヘロになりながら、小癪なアップダウンを繰り返して、幾つも峠を越えた。山上からは街が見下ろせた。

DSC01551.JPG

 宇治川ラインを駆け抜けて、平等院の参道にある御茶屋で休憩した。宇治川を見渡す二階の間で、蕎麦やら、善哉やら、抹茶やら、何や缶やと食って話した。自転車乗りと過ごす時間は特別に楽しい。御茶屋は中村藤吉平等院支店という。ロケーションが素晴らしい。

 元旦。空は曇天。例年にも増して寒い正月だった。昼頃、おせち料理を食べてから初詣に出た。洛西を貫く西国街道沿いにある向日神社は地元の人々が列をなしていた。並ぶほど根気がないので、遠巻きに両手を合わせて退散した。

IMGP5671.JPG

 夜。枚方の親戚の家に行く。一族郎党が集まって食事である。むしゃむしゃ食べて、いろいろ話して、もちろん飲んだ。ビール&焼酎を控え目に。そして最後の締めは鴨そばと決まっている。今年も鴨ネギ食って新年が始まった。何はなくとも、健康で明るい年でありますように。

 ここへ来て下さったすべてのみなさん、新年おけましておめでとうございます。本年も適当にやりますので、どうぞよろしくお願いします。

About竹輪野