峠を越えて自転車でやって来たのは、亀岡市西部の
西別院である。西別院小学校がある国道423号柚原の交差点から府道733号は始まっている。道はそこから東別院方面へずっと下りである。交通量も少なく、踏んで飛ばせる道だ。景色はいたって牧歌的、川筋の斜面には棚田が広がっている。
道は東別院の南掛でいったん
府道46号に吸収される。そこから道なりに南へ数キロ行くと、再び府道733号が現れる。徳円寺という寺が目印だ。そこから先は大阪府高槻市を走ることになる。

道は相変わらず山間の棚田風景である。田植の最中だったが、稲が成長すれば美しい景色だろうと思う。勾配はキツくはないが上り基調だ。二料山荘を横目に進むと、やがて府道6号に合流する。そこは高台に農地が広がる田能である。
府道733号はまだ続く。別名、柚原向日線(ゆずはらむこうせん)という名の通り733号の終点は向日市である。田能から先は、菖蒲園、鉄塔ジャングルの変電所、大原野森林公園を経て、西山連峰に分け入る道だ。

国道9号の老ノ坂の他に、西山越えで洛西へ戻るルートは、実のところ、この府道733号しかない。山麓の林道を突き進む道は面白いが、狭くて余り良い道とは言えない。特に京都側の勾配はもう極悪非道と言える。ダートこそないが、コンクリート打ちの道は崖同然でデコボコ、石や枝のおまけ付だ。そこをローバイクで降りるわけだが、ブレーキは引きっぱなし。首と肩が痛い。
そんな悪路も束の間で、中腹の金蔵寺、
善峯寺あたりまで下りれば道は良くなる。
花咲く集落をゆっくり下ると、帰って来たぞという安堵感が湧いて来た。足元に広がる大原野は自転車のためのフィールドだ。西国街道で乙訓、大山崎を経て自転車道に繋がる。
コメントする