マドンのお尻、オヤジのお尻

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年前の冬の朝、私は手術台に載せられた。誘導するのは若い看護婦である。私がとるそのポーズたるや、うつ伏せで腰を浮かせて股を開くというあられもない格好だ。手術は患部をレーザーメスで焼き切るというものだった。つまりが痔の手術である。

手術の冒頭で、院長は私の肛門を睨みながら、うーん、どうだろう、こうか、などとブツブツ言いながら、切り方を決めていた。どうやらレーザーメスというのは、普通のメスほど手先の自由が利かないらしい。後で聞いた話では、肛門の手術というのは、造形家が粘土を切ってデザインを決めるのと同じ事だという。術中は、下半身麻酔のお蔭で痛みは感じなかったが、焦げた臭いが鼻をついた。自分の肛門が焼ける臭いである。そうして、芸術的メス使いの京都山科の名医による痔の手術は無事に終わり、、私のお尻は生まれ変わったのだった。
madone081027 002.jpg実のところ、その名医の仕事は素晴らしいものだった。それまでは排便の度に身動きすら困難だった私の下半身は見事に蘇った。しばらくの間、ナプキン生活を強いられたものの、二週間もした頃には出血もなくなり、実にスッキリとした排便を見せた。長年苦しんだ痛みから解放されたのだ。医者嫌いだった私も、このときばかりは感謝した。痔を克服した私は自転車に乗り始めた。そして、遠くへ走る事に味を占めた私は、当然のようにロードバイクにたどり着いた。


新型マドンのお尻は強靭である。TREKが白紙から設計し直したというボトムブラケットは幅90mmというグラマーぶりだ。しかも駆動系の着脱はベアリング仕込んで、クランク軸を差し込むだけというシンプルさである。来年、その新型マドンにランス・アームストロングが乗るという。若き王者コンタドールとは微妙な関係だと揶揄されているが、両雄がツールでしのぎを削るというのは、観る側にすればヌハハだ。さしずめこれがF1なら、アランプロストが「赤い跳ね馬」で復活、といった感じだろうか。比べるのもアホだが、ランスが克服したのは痔ではなく、癌である。

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コメント(4)

おはようございます。お尻は大変でしたね。
ニューマドンは走りやすいようですね。しかもカッコいい。
羨ましいです。

私もたまに某所が切れることがあるのでサドル選びには苦労しましたが、現在はSelleITALIAの安物の穴あきサドルで落ち着いています。
自転車も剛性はほどほどに、快適性重視で部品を選択して組むことで身体の疲労は随分軽減されました。
そんな私でもBB周りのしなりだけは結構気になります。
高回転でクランクを回すランス・アームストロングとコンタドールにはBBの剛性が絶対的に必要なんでしょうね。

ヘッドパーツが1インチスレッドからオーバーサイズアヘッドに
なったように、
BBが今だJIS68ミリ、イタリアン70ミリでは確かに進化がありませんね。
TREKの90ミリがスタンダードになるかは解かりませんが、
シマノやカンパ辺りが音頭を取れば一気に普及するかもです。
それより、ホローテックⅡになってからは軸長が調節できず、
Qファクターは広がる一方です。
何とか昔の様に軸長を選べればよいのですが・・・
コストダウンも良いのですが、フルサスやトリプル前提の
大は小を兼ねる的なパーツばかりでは困ります。

kazupiroさん、ども。
お尻を治して世界がかわりました。
ほんと。


nekonoさん、まいど。
お尻の感覚は微妙で人それぞれですよね。高級なサドルが合うとは限らないですね。私は穴あきは経験がありませんが、よさそうです。

hiroさん、ども。
ロードの前二枚しか経験がない私は、Qファクターを気にした事がありませんでした。ホローテックⅡは堅牢なシステムですが、融通が利かない面があるようですね。

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