2008年12月アーカイブ

ごく穏やかな天気だった。大好きな自転車で大原野を散策した。あまり人には出くわさない。西山の麓の農道は閑散としていた。

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081221 025-3.jpg至の京都は曇天模様だった。たまたま通った九条通りの東寺では"終い弘法"が催されていた。悪い景気状態を受けて、活気は今一つか。午後からは小雨がパラついたせいか、露店商の店じまいも早いようだった。

081031nestor.m 019.jpgリスマスウィークを控えた京都は、寒暖交えながらも冷え込みは順当である。冬の使者、シベリアの寒気団こそまだ来ないが、米国発のサブプライム寒気団の襲来で、この国はかつてないほど冷え込んでいる。仕事でも何でも、誰かと話せば、明るい話はまずなくて、話題はもっぱら悪化する景気についてである。

今夜観たニュースで、この国の総理が、ハーローワークを訪れて、失業した人に直接何か言っていた。何がしたいんだか、下手なパフォーマンスか、恐ろしく寒い内容だった。まあ寒い。
うまったく世相は暗い。90年代に経験したバブル崩壊と比べても、今の方がMore Badだろう。リストラ、内定取消、雇用不安、貸し渋り、倒産、新聞紙面に躍るのは、凍りつく様な見出しばかりだ。ニュースは連日、ますます深刻になる雇用の悪化を伝えている。ウルトラセブンのアイスラッガーを見舞われた怪獣のようにバッサバッサと切られているのは、これまで安い賃金で懸命に働いて、企業の収益に貢献して来た人々だ。近年稀に見るひどい年の瀬に、「明日は我が身」という教訓が頭をよぎる自転車オヤジが、またまた性懲りもなく、股間から湧き出たような雑感を書く。
081207 017.jpg橋あたりをねり歩いた。高麗市場のアーケードを潜って奥に分け入った。ちょっと薄暗いが路地が延びている。市場には何でもあるが、食材や衣料品が中心だ。しかし、昨今の不況のせいか閉まったシャッターが目立つ。ぶらぶらしていると、あちこちでアジュメ(女店主)から声が掛かる。食べて行け、買って行けという誘いだ。聴こえる日本語のイントネーションはいい。心がなごむ旋律だ。

081204oharanojinjya 045.jpg走の京都は穏やかな日が続いている。自転車を漕げば汗ばむ陽気だ。西山連邦は紅く燃えていた。広葉樹が葉を落とす間際の最後の見せ場だ。連日満員御礼の京都紅葉劇場だったが、そこから徐々に醒めて人が去って行く今時の風情は悪くない。そのうちシベリアから寒気団が降りてくれば、忽ち凍えるだろうが、それはまだ先だ。太陽さえ出れば暖かい。今しばらくは自転車日和だ。

2009年1月

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