街道のしだれ桜

街道のしだれ桜minka-sidare02桜の季節、京都はどこもかしこも賑やかである。自転車オヤジが夢遊病者のようにうろつく大原野も一年で一番華やかな時期を迎えている。4月上旬、普段は静かな街道に、多くの乗用車や観光バスが入って来る。西山の峻峰 小塩山の麓には、『花の寺』の別名がある勝持寺があるし、そこから石段を降りれば、千眼桜の大原野神社がある。ガイドブックに載る様な桜でなくても、西山の風景に溶け込む桜は、どれも美しい。

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一昨年だったか、十輪寺のしだれ桜がテレビで紹介された。十輪寺は、平安時代の粋なオヤジ、在原業平の別邸である。それは善峰寺へと続く坂道の途中にひっそりとある。マスコミの宣伝効果は、それはそれは絶大で、それをきっかけに、小さな寺に人がドッと訪れるようになった。地域に観光客が増える事自体は良い事なのだろうが、十輪寺の様な古刹が、人で溢れかえる様子は、ちょっと痛々しい。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA大原野ICからほど近い街道脇にしだれ桜が立っている。寺でもない、神社でもない、集落の一角で、満開に花を咲かせていた。西山連峰を背にした姿が印象的である。

自転車でウロついては毎年観るこの桜は、私にとってシンボルツリーような存在だ。近くには、バスの停留所があるが、めったに来ない。ここに観光バスが停まる事はないが、散歩する地元の人はたいがい足を止めて桜を見上げる。なかなかのタレントである。

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