梅雨の政局放談 -俺に言わせろ-

梅雨の政局放談 -俺に言わせろ-梅雨の日曜日。ビルの谷間から雨上がりの夜空が覗く京都駅前。オヤジ3人がエビスBARのテーブルに着いた。皆うるさい50代だ。ビール片手に何を話すのか。この日の議題は『政治』だ。

森友、加計と次々に出てくる疑惑。春先からの数ヶ月、メディアは盛んに報じた。発端は森友学園の土地取引である。「安倍晋三小学校」よろしく、少し前まで安倍首相の親衛隊長だったような籠池氏が、今は政権の仇敵になっている。ドラスティックな展開と個性際だつ登場人物、新喜劇もかすむようなドタバタ劇である。

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かつて政局がらみでこれほどの見世物があっただろうか。国有地売却、教育勅語、戦前回帰、忖度、証人喚問、百万円、総理夫人、加計ありき、腹心の友、文科省、元事務次官の告発、出会い系バー、政権の犬だとバレた読売新聞、次々出てくる内部文書等々。しかし、疑惑のどれもこれも、政府からまともな説明はなされていない。そして国民監視に繋がる法案「共謀罪法案」を数の暴力で可決して、あらゆる疑惑に蓋をする形で国会を閉じた。それが政府の態度だった。

政局を占う都議選、自民党は歴史的な大惨敗を喫した。秋葉原で演説する安倍首相に対して、群集から「帰れ、辞めろ」の大罵声が浴びせられた事は象徴的だった。首相いわく「深く反省する」らしいが、国民をバカにして、ウソの上にデタラメを塗り固めた政権に対する鉄槌である。選挙の結果は、東京都民からの”退陣要求”に等しいと思う。

混迷の政局を肴に、オヤジの議論は白熱した。保守革新、みぎひだり、日本韓国中国、非難論、擁護論、強姦事件の逮捕状はなぜ取り下げられたのか、カリアゲ金がミサイル打てば政権は延命か、嘘つき政権は退場だ、代わりは誰だ、誰でもいい、俺の話を聞け、私に言わせろの大激論。もう大変。ビールの色も三人三様である。味は覚えていない。

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