神戸元町エビアン珈琲とあすなろの巨木

神戸元町エビアン珈琲とあすなろの巨木緑色のエンブレムには「since1952」とある。1952年と言えば、まだ終戦から7年である。喫茶店文化のメッカ神戸元町にあって、間違いなく老舗だ。妻を伴って元町に来ると、いつも立ち寄るのが、エビアン珈琲ショップである。

みごとに昭和チックな雰囲気を醸す店内は、緑色の調度が印象的だ。店の中ほどに着席すると、ウェイトレスが注文を取りに来た。「ホット珈琲2つ」と伝えた。一杯380円也。税込みである。

adsense

元町から海側へ。師走の夕暮れ、赤いポートタワーがランドマークするメリケンパークは、寒風が吹く。公園の敷地には「世界一のクリスマスツリー」というのが設置されていた。なんでも神戸港の開港150年記念事業の一つであるとの事。メディアでは盛んに宣伝されていた。周辺ではジャズが流れていたり、関連グッズなども販売されていた。

その木というは、樹齢150年のあすなろの木で、富山県氷見市から船で運んで来たという。実行委員会いわく「阪神大震災からの復興と再生の象徴」だそうだ。

多額の税金を投入して、富山の山中から貴重な巨木を引っこ抜いて来る、そのような行事に対して、批判の意見も相当あったようだ。賛否両論あっていいと思うが、港に建つ全長30メートルという巨木を目近で見るに、なんだか良く分からない、というのが私の正直な感想である。

メリケンパークから数キロ山側へ。市役所脇の東遊園地は夜の帳に包まれていた。私と妻が、震災モニュメントのプレートに刻まれた祖父の名前の前で、手を合わせた頃、公園に灯りが点った。”復興の灯りルミナリエ“。年が明ければ、あの震災から23年である。

樹齢150年の巨木を富山から神戸へ 「鎮魂」「世界一」企画への批判に実行委員会「残念」

 

2 Replies to “神戸元町エビアン珈琲とあすなろの巨木”

  1. 竹輪野さんへ。本日、修学旅行から帰りました。仕事なので、連絡はしませんでした。最終日である本日の午前中に大阪市にある「津波高潮ステーション」に行きました。ここで感じたことは、大阪市(大阪府?)は大地震による津波が必ず大阪を襲う、と言う前提で防災計画を考えてるのだな、と言うことでした。そんなに広くない施設でしたが、1時間ほど生徒と滞在しました。この時ばかりは、すべての生徒が説明をする職員の方に顔を向け、静かにしていました。神戸には平成18年に、これも修学旅行で訪れ、「人と防災未来センター」に行き、語り部の方の話を聞き、私もですが、すすり泣きをする生徒がいることを覚えています。

    1. 松さん、今日は。修学旅行ご苦労様でした。生徒さんたちは、いい思い出ができたでしょうか。
      妻は大震災で祖父を亡くしたものですから、私は計らずとも震災直後の神戸を何度も訪れました。23年も経ちますが、昨日のことのようです。震災からの復興という意味では、熊本の街も同様ですね。日本列島は地震や津波からは逃れられないと、今さらながら痛感しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください