韓流: 2004年12月アーカイブ

 戦後、日本には多くの在日コリアンが生きてきた。今や4世、5世が生まれている。しかし、日本のメディアはずっと「在日」の存在自体を無視してきたに等しいではないか。かつてのテレビ番組に「在日」は不在だったし、メディアに現れるのは金田さんや木下さんであっても、決して金さんや朴さんではなかった。

 
 そして今、「冬のソナタ」に端を発した韓流ブームは留まるところを知らない。韓国文化が受け入れられることは歓迎するが、急速な加熱に何か脆弱(ぜい・じゃく)さを感じてしまう。

 
 ブームの一方で、北朝鮮による拉致問題が連日のように報じられている。私には奇妙な構図に映る。「愛される」韓流の国と「憎い」北朝鮮は、元はといえば一つの国だからだ。ヨン様を追いかける日本の女性たちの熱狂ぶりは、一連の韓流ブームが政治的無関心の上に成り立っていることを物語ってはいないか。

 
 そしてメディアも韓国からの「本場物」は熱心に伝えるが、足元にいる「日本産の骨董(こっ・とう)品」にはまだまだ冷たい。ある意味、今ほど「在日」である疎外感を感じたことはない。


(2004年12月25日付 朝日新聞「声」に掲載)

急激な上昇カーブを描く2次曲線はその事象が短期的に終焉することを意味する。それが「生き馬の目を抜く」芸能界での事であれば尚更だ。それを知ってか、今がチャンスとばかり、韓国のタレント、ドラマ、映画がこの国に押し寄せている。テレビのバラエティや情報番組は言うに及ばず、大企業のCMでも韓流タレントを観る毎日だ。日本のタレントやその筋にしてみれば、面白くないに決まっている。


「日本の芸能界は何をしとるんや、韓流なんてぶっ潰せ」これは歯に衣着せぬ発言で有名な関西の某映画監督のテレビのインタビューでの発言だが、多くの日本の芸能関係者の本音ではなかろうか。このところ、メディアで評価されているのは韓国映画やドラマばかりで、この映画監督、だいぶイライラしている様に見えた。人の社会において急激な変化は必ずと言っていいほど軋轢を生むものだが、在日3世の僕もこの韓流騒ぎに妙な違和感を感じてしまう・・
なにわWEB > 芸能TOP > 芸能ニュース

2008年7月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

ウェブページ

Powered by Movable Type 4.1

このアーカイブについて

このページには、2004年12月以降に書かれたブログ記事のうち韓流カテゴリに属しているものが含まれています。

次のアーカイブは韓流: 2005年1月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

このアーカイブについて

このページには、2004年12月以降に書かれたブログ記事のうち韓流カテゴリに属しているものが含まれています。

次のアーカイブは韓流: 2005年1月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。