台風11号が近づいていた。台風が暖かく湿った空気を運んできたおかげで、京都も蒸暑かった。そんな不快な気候にもかかわらず、吉祥院天満宮の境内には大勢の大人や子供で賑わっていた。どちらかと言うと小ジンマリした参道と境内に露店がずらりと並ぶ風景は昔と変わらない。でも子供の数は昭和の時代に比べると確実に減っているのだろう。
台風の影響だろうか、この日行われるハズだった六歳念仏踊りは翌日に延期になったそうだ。子供の頃、小銭を握り締めて何度も来ていたハズだけど、六歳念仏踊りをまともに見た記憶はない。りんごあめやら、カキ氷やら、なんやらかんやら、モノを買うのに必死だったのだ。まあ小学生あたりに地元の伝統芸能に興味を持てという方が無理というものだ。京都五山送り火が終わって、この祭りが終わると夏休みも本当に終わるのだ。長い長い夏休みだったけど、永遠には続かない事を知らされる時期だった。
