午後の木津川自転車道は暑いながらも、吹く風は真夏のそれとは違っていた。少し乾いた空気が川原から流れて来て体の熱を奪ってくれる。余り頑張らず、でもそこそこ頑張って、ケイデンス75から80辺りでペダルを回す。秋の気配がしないでもない八幡の田園風景をしばらく行くと木津川大橋にぶつかる。そこは木津川と国道1号線の交わった場所である。木津川大橋の下を潜りぬけ、流れ橋を目指すのがいつものパターンであるが、この日は変えた。国道1号線に出て一路南へ進む。行き先は枚方辺りではチョット有名なあのオアシスである。
軽いギアで八幡洞ヶ峠を登って行く。登った所が京都府と大阪府の県境である。路肩は余り広くないし、ダンプが脅してくるので、歩道を走る。枚方家具団地を過ぎしばらく行って、出屋敷という交差点で東に折れる。すると直ぐに、ウッソウとした森林が現れる。山田池公園である。
山田池公園は国道にほぼ隣接していると言える。ホコリっぽい国道脇に忽然と姿をあらわす森林はまるで砂漠のオアシスの様だ。林道に入ると空気の冷さがハッキリと感じられた。蝉が鳴く木陰は涼しい。池の周りを半周ほどして水辺で休んだ。この贅沢な空間は、京都の桂大橋からおよそ27kmの距離だ。ロードバイクがあれば、僕の足でも1時間でたどり着く。
