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110907pota 011.jpg風一過の翌日の事。朝から晴天だった。大陸側から張り出した高気圧は残暑の湿気を吹き飛ばす爽やかな気候をくれた。初秋の自転車日和である。サドルに呼ばれるままに、自転車を駆って家を出た。

雲ひとつ見あたらない青空だった。西山の麓では稲穂が実りの頭を垂れている。西国街道で大山崎へ。毎度の柳谷を上って、腹筋と肺にカツを入れた、と言えば格好は良いが、必死のパッチでヘロヘロだった。

yozakura019.jpg山ではしだれ桜が満開を迎えいた頃の事。ゴソゴソと自転車イジリをした。何をしたかと言うと、マドン号にどこぞから仕入れたNEWアルテグラ6700を移植しようというのだ。

着いていたパーツをハズした。STIレバーが旧アルテグラであとは旧デュラエース。リアディレイラーには洛車で付けた傷があった。一昨年の梅雨時、雨上がりの下り坂を滑って負った擦過傷である。

fufupota 063.jpgが咲いた。やはり今年も桜は美しい。桜が咲く時期というのは特別な意識があるが、今年はいつにも増して忘れられないな春になった。日々ニュースが伝える東北の人々の苦悩や混乱を知れば、関西の平穏無事が申し訳なくも思えてしまう。にもかかわらず青空に映える桜は美しい。
togetukyo 102.jpg年来の暖冬を考えれば、本当に寒い冬である。年の始めから断続的に続いた一級寒波に身を縮めて暮らしていたが、何かの拍子に体調を崩した。あまりの辛さに医者へ行くと「胃腸の風邪ですな」などと診断されて、「早く元気になるために点滴しましょう」と言われ、素直に従った。たぶん抗生物質か何かだとは思うが、腕に刺さった点滴針から延びるチューブに薬剤がポタポタと落ちるのを眺めながら、年を実感させられた兎年の新年である。
obatariv 020.jpg畑川は西山々系の湧水を集めて大原野を流れている。普段は何ともない川だが、この時期ばかりは存在感を増している。往来人の目を奪うのは満開の桜だ。並木の規模も枝振りも中々立派だ。何処かの有名観光地と違って、桜一本あたりの人口密度は低いから、マズお得である。はやる心を抑えて桜が満開の小畑川を遡上した。
higanbana 115.jpgりの季節だ。京の西の果て、大原野の田園風景も、今や黄褐色に色を変えつつある。どこからともなく乾いた風が吹いて、ユサユサと稲穂の頭を撫でている。早くも稲が刈り取られた一画では、焚かれた籾殻が秋のノロシを上げていた。


棚田の畦に彼岸花が咲いていた。地味な風景に紅一点、ハッとするほど美しい。葉が無い緑の茎に炎の様な花をつけている。毎年の事だが、田圃のどこからこんな色が出てくるのかと不思議に思う。別名は曼珠沙華、梵語で「天上の花」と呼ばれる花は、色も姿も意味深だ。

梅雨時

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都盆地の西の果て、大原野は緑の絨毯が鮮やかだ。灰方という集落には郵便局があって、その前にはバス停がポツリとある。梅雨空の下で傘を差してバスを待てば、トトロが現われそうなぐらい牧歌的な風景である。

46歳の春

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090411 042.jpg45歳の春だ。いや、来たる黄金週間には46歳になる。だから46歳の春だ。天才バカボンが歌っていたのは41歳の春だったが、いつの間にやら追いつき追い越してしまった。もはや40過ぎたオッサンの年齢なんぞ、どうでもよさそうものだが、40代も"折り返し"かと思うと、なんだか気分はシャバダバである。
090412 033.jpg花見ウィークの京都は見事な晴天が続いた。気温はぐんぐん上がって、初夏の様な陽気だった。

今週火曜日、ひさしぶりの雨が降って乾いた桜にもやっと水入りである。この"水入り"が平地の桜は終りの合図だろうか。花咲く季節に大原野をウロウロして、撮り貯めた写真を数枚と能書を少々。

菜種梅雨

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nanohana 095.jpg粉の影響なのかクシャミばかりしている。菜種梅雨だろうか、ここ数日は雨がよく降った。曇天の間隙をついて、自転車に乗って巷をウロついたら、大原野の田畑の一画は黄色く彩られていた。まったりと鼻を擽るのは菜種油の香りだ。

2011年12月

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