それはそれは穏やかな日和だった。それで辛子号に乗って散歩に出た。nasubiさんも誘った。冬の青空が広がる自転車道を、緑と黄のBianchi二台を連ねて走った。速度はケシカランぐらいゆっくりである。
乾いた冷たい空気を吸いながら、淡水魚市場と化した広沢池を横目に東へ。きぬかけの路を登って下って、市街地に出た。
北区紫野の今宮神社。門前であぶり餅を食べた。初めて食ったけど美味かった。お茶付き500円也。
宝ヶ池辺りをぐるりと周って、腹を空かせてお昼にした。深泥ヶ池に程近い「キッチンハウス キャロット」でランチを食べた。学生の頃、僕はたまにここで飯を食っていた。現実か幻か、もう判らないくらい遠い昔でる。あっという間に満員になったのを見ると、今も人気店であるらしい。
それから衣笠に移動した。「山猫軒」というカフェでコーヒーを飲みながら、いろいろ話し込んだ。山猫軒という店は、宮沢賢治の小説「注文の多い料理店」に出てくる。小説では、やって来た客を、男二人を、料理して食べてしまおうとする、まあ恐ろしい店なのだが、我々はなんとか無事だった。
