またまたオヤジ四人である。いつもはヘルメットに黒タイツという出で立ちの面々であるが、この日は様子が違った。あろう事か、みんな洋服を着ていた。何をしに集まったのかと言うとこれがまた凄い。なんと新年の祇園で湯豆腐を食べようという企みである。京都東山に冬の青空が広がる成人の日の前日の事だった。
乗り込んだのは円山公園脇にあるかがり火という店である。実を言うと僕は、然るべき処でかしこまって湯豆腐というモノを食べるのは初めてだった。とっぷりと湯に浸かった豆腐を一切れすくってポン酢と葱で食う。美味い。もちろん豆腐とポン酢の味である。それ以上でも以下でもない。でも素材が良いのか場所が良いのか、イケた。これぞ大人の嗜みか・・。
湯豆腐と自転車談議と○×△話で親交を深めた一行は、八坂界隈を練り歩いた。途中、石塀小路へ踏み入る。旅館や茶店が並ぶ石畳の路地を縫って歩いた。洒落たガス灯も見える。オヤジ四人がワイワイと談笑しながら辿り着いたのは高台寺に程近いDu-Ranと言う店だった。夜はお酒も飲めると言うその店でお茶を飲んで暫し休憩した。その後、産寧坂を経て清水坂辺りまでうろついた。天気のせいか人出は大変なモノだったが、楽しい時間を過ごした。


