時事・ニュース: 2005年11月アーカイブ

 滋賀県で24歳のNHK記者による連続放火事件が報じられたかと思えば、千葉県では検問を突破した34歳の男が逃走の末、警官を刺殺した。両方とも犯した罪は重大であるし、目を覆いたくなる様な事件である。ところが、放火や殺人という事件の派手さの一方で、伝わって来る事件の経緯や動機についてはどうだろうか。僕などはどうも納得できない。またまた無責任は承知の上で事件についての雑感を書く。


 NHK記者の放火犯「仕事で悩んでいた」、警官刺殺犯「捕まるのが怖かった」、報じられた容疑者の弁だ。何だか恐ろしく虚しい。つまるところ、火を付ける理由や殺す理由は無いに等しいではないか。余りにも自己中心的で成人した大人の発言とは到底思えない。そこから垣間見える精神構造は子供のそれだ。

 
 働かない学ばない若者いわゆるニート数は50万とも60万とも言われている。実は僕はパチンコホールを運営する仕事をしているのだが、店に集まる20、30代の若者の相当数は無職だったり、それに近い状態であったりする。ロクに収入も無いのにどうして遊んでいられるのか。答えは簡単、何処からか金を得ているからである。金を与えているのは多くの場合、親や肉親だろうがそれ以外もあるだろう。形はどうあれ今の日本は多くのニートを養っている社会だ。後には当然の様に予備軍が控えている。良くも悪くも豊かなんだろう。しかし、自分の事を棚に上げて言わせてもらえば、そこには自立した大人が育つ環境は見当たらない。

 
 「平成」という年号が悪い冗談のような昨今、殺人や強盗といった事件は毎日の様に聞かされる。甘やかされた人間というのはプレッシャーに極端に弱いものだ。人の痛みに対する理解が乏しく、軋轢やトラブルが起こると簡単に人を傷つけてしまう。マスコミも行政も引き篭もりやニートが社会問題だと言いながら、対策など何も無い。もちろん戦争には反対だが、このまま甘やかす位なら徴兵制でも復活させた方が社会は健全な方向に向くのではないか。正直そんな風に思ってしまう。こんな事を書くと、また何処からかお叱りの言葉を受けそうだ。

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 今日久しぶりに八幡のながれ橋まで走った。見ると橋の一部に工事中の柵が並んでいた。橋の一部が黒く焼け落ちている。放火か。今回に限らず、橋はたびたび放火の憂き目に遭っている。何が面白くてこんな事をするのか。放火は許せない。
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 火付け盗賊検めと言えば、テレビ番組「鬼平犯科帳」の主人公、鬼の平蔵こと長谷川平蔵が有名だろう。今に言う警察庁長官か警視総監か、だいたいそんなところだ。その役職名にわざわざ「火付け」とあるからには、町に火を放つ行為が如何に重大な犯罪であったかがうかがえる。多くの人の生命と財産を奪う放火は、江戸の昔から重罪だったのだ。時代は変わって平成の世、連続放火犯は事もあろうにNHKの記者だったというから大騒ぎだ。仕事に行き詰っていたとか、悩んでいたとか、報道ではそんな話が聞こえてくるが、だからどうだと言うのだ。そんな事で火を付けられた側は堪ったもんじゃない。


 120万件を超える受信料不払いでニッチもサッチも行かないNHKは泣きっ面に蜂か。NHKの会長は頭を下げていたが、またまた世間の罵声を浴びる様な事態になっている。放火現場でたびたび目撃されていたという記者は消防士の制止にもかかわらず「俺はNHKの記者だ」と息巻いていたそうだ。時代劇風に言えば、瓦版売りが自分で火を付けておいてその翌日、辻角で大声を出して書物を売ると言う訳である。鬼の平蔵もびっくりである。マッチポンプとはこの事だ。


asahi.com: NHK記者放火未遂で会長が謝罪会見 報酬を自主返上?-?社会

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