初冬の青空とストーブの点火

OLYMPUS DIGITAL CAMERA風はすっかり冷たく乾いている。大原野の丘陵をハロウィンカラーに彩った柿の収穫もすっかり終わった。紅葉はピークを過ぎて、広葉樹は刻々と葉を落としている。ナンだカンだと温かい11月だったが、下旬になってさすがにソレっぽくなって来た。テレビのお天気キャスターは、「寒い冬になる」と言った。

朝晩の冷え込みと引き換えに、晴天率は高い。キリリと締まった青空が現れたある日、ロングのサイクルパンツをはいて家を出た。駆るは勿論、健康診断でコレステロールの値を指摘されたオヤジの頼みの綱、ロードバイクである。

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長雨と彼岸花

1610trekcosmos牛車のようにノロマな台風のおかげで、9月は雨ばかりだった。雨が多い時節とは言え、これでもかと降り倒した感がある。お尋ね者の太陽が現れた10月の初旬、身支度を整えて家を出た。跨るのは、オヤジ世代の喜びも、悲しみも、おなかのゼイ肉も、すべてを乗せて放浪へといざなってくれる例のアレである。

大原野のそこかしこでも彼岸花が咲く季節だ。実りの季節を迎えて、褐色に変わりつつある田圃の畔に彩を添える。その名の通り、お彼岸の頃に咲く彼岸花は、故人を連想させる。

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街道のしだれ桜

minka-sidare02桜の季節、京都はどこもかしこも賑やかである。自転車オヤジが夢遊病者のようにうろつく大原野も一年で一番華やかな時期を迎えている。4月上旬、普段は静かな街道に、多くの乗用車や観光バスが入って来る。西山の峻峰 小塩山の麓には、『花の寺』の別名がある勝持寺があるし、そこから石段を降りれば、千眼桜の大原野神社がある。ガイドブックに載る様な桜でなくても、西山の風景に溶け込む桜は、どれも美しい。

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ゲスの極みベッキー清原つれづれ

年が明けて、ひと月以上が経った。節分が過ぎた週末、むしゃむしゃと巻き寿司を食べながら、コタツに座って、これを書いている。凄く寒い日もあるにはあったが、この冬はやはり暖冬だ。二十四節気によると、2月の上旬は『立春』にあたる。暦というのは凡そせっかちだが、それによるともう春である。肩透かしのような冬はこのまま終わって、春がくるのか。春は近いのか。大原野の畑には菜の花がお目見えした。

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自転車おやじのボンゴレロッソ

151018oe-kakibatake01乾いた秋空は、これでもかと言うくらい青い。ひとシーズンに何度もない快晴だ。そんな絶好の日和に、お気に入りのジャージを着て、家を飛び出した。駆るは、もちろん例のアレだ。

ニソト(京都第二外環状道路)の大原野インターチェンジがある辺りは、大枝山と言って、もともと柿畑だった場所だ。10月も半ばを過ぎた頃、今年もタワワに実った富有柿が丘陵地を彩る。秋の富有柿は、春の筍と並んで、洛西の目玉である。

西山々麓、大原野。田畑と竹林を縫って続く細い坂道に、民家、神社、ため池等が点在している。麓を貫いた高速道路の橋脚が連なっている事を差っ引いても、景色はまだまだ牧歌的だ。

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赤い満月とおやじローディになろうよ

oharano-supermoon日が暮れた東の空に赤い満月が昇った。大原野の丘陵地から観るスーパームーンである。薄い雲のベールを剥いで、満月は冷たく輝く。秋空の月は、大きく怪しげだ。ほんのひと月ぐらい前、バカみたいに燃えて暑苦しかった夏の太陽を思えば、秋の月は冷静で、繊細で、示唆に富んでいる。月の表情から何を読み取るかは、人それぞれか。

 

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西国街道の裏道を行く

府道79号は、大阪府と京都府の府境を跨いでいる。高槻市の郊外からウネウネと上る山道の途中には採石場があって、平日は、大型ダンプが引切り無しである。アスファルトはポテトチップのように変形していて、路肩は砂利やホコリが目立つ。それに加えて現在は、『新名神高速道路』の工事が進められている。そうそうお気楽に走れる環境ではない。そんなことだから、自転車乗りからはチョット不人気だ。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA上るに従って勾配が増してくる。泣けてくる坂道だ。峠の手前はもうシンドイ。サムギョプサルを食べて、またまた脂を蓄えたオヤジは、インナーギアの歯を一杯に使って、水を飲み飲み、ダンシングを交えながら上った。

ゴルフ場の案内板がある分れ道が現れたら、そこがピークだ。川久保峠である。ここまで上ってくれば、もうダンプはいない。分れを右方向、東に行くとゴルフ場があって、その先は行き止まりだ。左方向、北の方角に静かな林道が延びている。

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