梅雨の政局放談 -俺に言わせろ-

梅雨の日曜日。ビルの谷間から雨上がりの夜空が覗く京都駅前。オヤジ3人がエビスBARのテーブルに着いた。皆うるさい50代だ。ビール片手に何を話すのか。この日の議題は『政治』だ。

森友、加計と次々に出てくる疑惑。春先からの数ヶ月、メディアは盛んに報じた。発端は森友学園の土地取引である。「安倍晋三小学校」よろしく、少し前まで安倍首相の親衛隊長だったような籠池氏が、今は政権の仇敵になっている。ドラスティックな展開と個性際だつ登場人物、新喜劇もかすむようなドタバタ劇である。

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京都マラソン2017

松尾橋から渡月橋に向かう道路はランナーたちで埋め尽くされていた。桂川を遡上する走者の群れは、渡月橋の少し手前で右に折れて行く。清滝道の高架を経て、丸太町通りを横断して、そこからは、仁和寺や龍安寺などの世界遺産が点在する”きぬかけの路”へと入って行く。嵯峨野、御室、衣笠と緑豊かな道が続くエリアだ。まだ序盤、ランナーたちは元気に見える。

京都マラソンが開催された日曜日、好天に恵まれた。冷たい朝だったが、2月の青空と太陽があった。予報によれば、日中の気温は上がって暖かくなるとのことだった。

京都マラソンは、大阪、神戸と同様、まずは抽選に当たらなければ出場できない人気イベントだが、同級生たちが集うランニングチームから3人の精鋭が出場している。それじゃあと、バックパックに一眼レフと食料を入れて、ペダル式の金斗雲を駆って、応援に出てきた。

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チャイニーズレストラン

ロビーの中央に立てられたXmasツリーを見れば、師走の風情である。大正チックに設えられたロビーのソファーには数人の客がいた。見たところ、ほとんどが私より年輩者だ。めったに来ないホテルに来たのは、食事をするためである。同伴者は、インチキ風水師こと妻である。

「京都ホテルオークラ」は、元は「京都ホテル」である。「京都ホテル」と言えば思い出す事がある。良くも悪くも、世の中が脳天気で明るかったバブル期、60mという今の高さへの改築をめぐって、景観論争が繰り広げられたのだ。それは、議会、市民団体、仏教会、マスコミなどを巻き込んだ、けっこう激しい論争だったと記憶している。かくして、出来上がったホテルは周辺の建造物を見下ろす威容である。京都市役所の東隣、河原町御池という立地もあって、今や完全に街のランドマークである。

中華料理と言えば、「餃子の王将」と私の相場は決まっているのだが、今回ばかりは逸脱している。ホテルの中華レストラン、着いた席は、窓から庭が見える静かなテーブルだ。21回目の結婚記念日。紛争がなければ、ささやかではあるが、こうして食事するのが慣例である。

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夏も近づく狸うどん、抹茶アイスも食う -和束・信楽100キロ-

yoshiminemichi-nodo02晴天にめぐまれた5月の日曜日、家出した。駆るは、性懲りもなく、「俺もまだまだイケるんじゃないか」という50男の妄想と勘違いを見事に演出してくれるロードバイクである。この乗り物には、自動車メーカーがいくら燃費計算のインチキをやろうが、化石燃料の類はいっさい必要ない。乗り手が食ったモノ、それこそが燃料だ。巷では省エネだのエコだのと、命題のように聞かれる昨今だが、ロードバイクこそが、正真正銘、究極のエコマシーンである。

柳の新芽がまぶしい桂川。5月の日曜日ともなれば、自転車道はサイクリスト達で盛況だ。この日は有難い事に同伴者がいた。同級生のランニングサークルを率いるKさんである。どこへ行こうか、何を食べようか、などと話をしながらペダルを進めた。

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8月の京都とサイクルシューズ

OLYMPUS DIGITAL CAMERA茹だる8月である。京都はとにかく暑い。酷暑である。アメリカの旅行雑誌が、『世界一魅力的な都市』だと評した京都の実態は、灼熱盆地である。ここのところ、最高気温は、まず気象予報の段階で、37度とか38度とか、そんな振れ込みだから、コンクリートとアスファルトで固められた市街地の惨状は推して知るべしだ。梅雨が去った後の数週間というのは、もうどうしようもない。ウソかホントか、暑さも峠だという京都五山の送り火までは我慢である。夏バテせずに過ごすには、しっかり食って、ちゃんと寝る、それが基本だ。

シディのサイクルシューズは、だいぶんくたびれていた。もう何年履いただろうか。踵(ヒール)のラバーは、何度か交換した。シディの踵は交換可能だが、柔らかくて良く擦り減った。でもそれは、クリートで歩いた時の転倒を防ぐのに一役買っている。

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祇園祭と天ヶ瀬ダム

OLYMPUS DIGITAL CAMERA7月も半ばである。梅雨の休みに、太陽が顔を出す事が多くなって来た。こうなると京都はもう大変だ。高い湿度と夏の太陽でもって、”京都蒸風呂テーマパーク”の営業開始となる。宵々山、宵山と、祇園祭がクライマックスを迎える頃の京都というのは、降ろうが晴れようが、不快極まりない。それでも観光客はドッと来るから恐れ入る。

 

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天空の集落と水の器

“よしみね道”と呼ばれる府道208号は善峰寺へ続く道である。道としての歴史は相当古いと思われる。向日神社の南、西国街道に端を発する同道は、大原野を横断して、西山々麓へと分け入って行く。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAゴルフ練習場を過ぎて、高速道路の橋脚をくぐった辺りから勾配は徐々に増してくる。山門の手前、バスの駐車場辺りの勾配は、15%以上だろうか。まさに”激坂”となる。脂が乗った戻り鰹のようなオヤジはとうの昔に白旗を上げている。ペダルを外してゼイゼイ、ハアハア、まったくの役不足である。

険峻な小塩山(おじおやま)の中腹にある善峰寺は、崖に建っているも同然だ。自転車で山門まで来るのも大変な試練だが、実は、その先も激坂は続いている。善峰寺の坂道が本当に恐ろしいのはここからなのだ。天空の集落、杉谷までの上りは、最大斜度が30%にもなろうかという極悪非道ぶりだ。坂というより壁である。時折、若いローディーを見かけるが、彼らは猛者である。

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