夏も近づく狸うどん、抹茶アイスも食う -和束・信楽100キロ-

yoshiminemichi-nodo02晴天にめぐまれた5月の日曜日、家出した。駆るは、性懲りもなく、「俺もまだまだイケるんじゃないか」という50男の妄想と勘違いを見事に演出してくれるロードバイクである。この乗り物には、自動車メーカーがいくら燃費計算のインチキをやろうが、化石燃料の類はいっさい必要ない。乗り手が食ったモノ、それこそが燃料だ。巷では省エネだのエコだのと、命題のように聞かれる昨今だが、ロードバイクこそが、正真正銘、究極のエコマシーンである。

柳の新芽がまぶしい桂川。5月の日曜日ともなれば、自転車道はサイクリスト達で盛況だ。この日は有難い事に同伴者がいた。同級生のランニングサークルを率いるKさんである。どこへ行こうか、何を食べようか、などと話をしながらペダルを進めた。

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湖西の浜にて

OLYMPUS DIGITAL CAMERA穏やかに晴れた5月の琵琶湖は、もう初夏の風情だ。湖を渡る暖かい風が頬をなでる。沖で遊ぶジェットスキーは少々うるさいが、それを割り引いても、景色も気候も心地良い。水際に立って深呼吸すると、何か懐かしい香りがした。見渡す対岸は近江八幡あたりのハズだ。

 

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ビワイチとパンクとヒラメ

OLYMPUS DIGITAL CAMERA琵琶湖一周を企てている。変わりやすい9月の天気予報をにらみながら、時計回りにするか、反時計回りにするか、気温はどうなのか、レーパンは短いので大丈夫なのか、やっぱり7分パンツで行くか、ジャージはコレか、道中何を食べようか、などと思案している。そうやってゴソゴソと準備している時間が楽しいのは、遠足前の小学生と同じである。

40歳でロードバイクを覚えた私が、初めて琵琶湖を一周したのは、およそ10年前である。持ち前の適当さと思い込みでもって、単独で琵琶湖大橋を時計回りで出発したはいいが、すぐにパンクに見舞われる。国道でガラス片を踏んだのだ。タイヤの空気はすっかり抜けていた。それなりの覚悟で始めた一大イベントが早々に終わるのか、という危機だった。

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琵琶湖ランニングと葡萄

琵琶湖を走った。水の上は走れないから、正しくは、琵琶湖岸を走った。場所は、湖北の城下町、長浜である。しかも今回は、自転車ではなく、自分の脚で走った。つまりが、ランニングである。

50代の青春まっ只中にある同級生たちと一緒に参加したのは、『琵琶湖ジョギングコンサート』というイベントである。今年で30回を数える人気イベントらしいが、諸事情で、今年が最後の大会だという。会場は、奥びわスポーツの森、目の前は琵琶湖だ。

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秋の琵琶湖と奥琵琶湖パークウェイ

車のように鈍間な台風と低気圧のおかげでここ数日は雨続きだった。秋の琵琶湖を舐め周ってやろうと計画した前日も雨は深夜まで降り続いた。オヤジを心配させた秋霖は朝には止んでいた。

雲は残るが爽やかな朝だった。この日は、嬉しい事に、心強い同伴者が二人も居た。nasubiさん、ビスさん、パンクで苦労した春の琵琶湖と同じメンバーである。オヤジ三人は反時計回りで琵琶湖大橋をスタートした。

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和束町から童仙房へ新茶街道の旅

080609 095.jpg川合流からおよそ16km、木津川に架かる玉水橋を渡れば井手町である。奈良と京都を結ぶ山背古道と並走するJR奈良線を跨ぐと、小高い丘陵地が広がっている。麓には枝垂れ桜で有名な地蔵禅院があって、その足下を延びるのが府道321号である。山の向こうは茶処、和束町だ。

この季節に走ろうと思っていたのは、和束から童仙房の新茶街道である。できる事なら梅雨になる前に走りたかったが、いつの間にやら梅雨だった。そう言えばサイスポの5月号の別冊ふろくにも、和束から童仙房のコースが紹介されていた。

先日食ったホルモンが効いたのか、走る気になったので、雨に降られるのは覚悟の上で家を出た。相かわらず懲りない鈍足オヤジのイデタチは、マリアローザにルディーのグラスだ。勘違いと思い込みが動力源である。

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