夏も近づく狸うどん、抹茶アイスも食う -和束・信楽100キロ-

yoshiminemichi-nodo02晴天にめぐまれた5月の日曜日、家出した。駆るは、性懲りもなく、「俺もまだまだイケるんじゃないか」という50男の妄想と勘違いを見事に演出してくれるロードバイクである。この乗り物には、自動車メーカーがいくら燃費計算のインチキをやろうが、化石燃料の類はいっさい必要ない。乗り手が食ったモノ、それこそが燃料だ。巷では省エネだのエコだのと、命題のように聞かれる昨今だが、ロードバイクこそが、正真正銘、究極のエコマシーンである。

柳の新芽がまぶしい桂川。5月の日曜日ともなれば、自転車道はサイクリスト達で盛況だ。この日は有難い事に同伴者がいた。同級生のランニングサークルを率いるKさんである。どこへ行こうか、何を食べようか、などと話をしながらペダルを進めた。

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中国製タイヤのコスパとYOKOHAMA

自動車のタイヤを交換した。

ゴソゴソとネットのタイヤショップを物色して、選んだのは、中国製タイヤである。求めたスペックは「205/55R16」。価格はウソかホントか、1本2,800円である。おいおい、ロードバイクのタイヤより安いぞ。送料が1本あたり1,080円掛かるにしても、4本で16,000円以下という安さである。

少し前に、ガソリンスタンドで、同じサイズのタイヤが幾らかと訊いたら、国産メーカーのタイヤが1本16,000円だと言われた。履けば空でも飛ぶのか、やはり国産は高価である。それからすると、今回の調達コストは心配になる価格だ。実のところ、中国製タイヤは大丈夫なのか。

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インターネットラジオvTunerを聴いてタイヤを交換する

日曜日で始まった3月は、あいにくの雨だった。回り始めた季節の歯車には、雨が潤滑油である。休日を狙い撃ちした雨は、一日じゅう止みそうにない。ザーザー、ボタボタ、これでもかと降りたおしている。部屋の窓から見える竹林は銀色に煙っていた。雨には勝てない自転車オヤジは、穴熊よろしく部屋で過ごす。

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運動会と都はるみとBOSTON

undokai 082.jpg日、子供たちが通う小学校で運動会があった。秋晴れの下、子供たちはみんな素晴らしいパフォーマンスを見せた。

プログラムは順調に進んで、午前最後の種目は「向日ふるさと音頭」である。子供たちと一緒に父兄や地域の人々も一緒に踊らせる、という段取で、これはまさに”踏み絵”である。娘を人質にされた私は踊りの輪に入った。そしてフルコーラスを見事に踊り切った。

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大晦日

大晦日。京都は冷蔵庫のように冷え込んでいて、場所によっては白いモノもパラパラと舞っている。今夜も仕事がある僕は、仕事場でパソコンに向いている。何はともあれ、一年を無事で過ごした。一年の総括なんて上手く出来ないけれど、いい加減に、思いのままに、雑感をしたためたい。

2007年。僕の家族は引越しで年が明けた。12年におよぶマンション暮らしに別れを告げて、洛西の筍山にやって来た。僕がほぼ独断で決めたその地は、西に大原野、東に桂川を望む。初めての転校を強いられた息子と娘は、新しい環境に多少のストレスを感じていたようだったが、今ではこの学校が好きだと言っている。それは安心した。

思えば、カラスが鳴かない日はあっても、マスコミが年金問題を伝えない日は無かった。社会保険庁は、国は、長きに渡って、莫大なお金を、半ば強制的に集めておきながら、何処の誰から幾ら集めたのか、誰に幾ら給付するべきなのか、判らないという。なんちゅう体たらくだろうか。もういいから、払った年金返してくれと言いたい。国家詐欺というべき年金問題でも、国家殺人のような薬害肝炎問題でも、高級官僚たちは一切責任を取らない。従面背信の官僚たちを一刀両断できない今の政治家たちを見て、歯痒くて仕方ない。この国に、遠山の金さんや破れ傘刀舟は居ないのか。

世相を表す「今年の漢字」は「偽」だった。1年通して、食品に関する嘘偽りが次々と明らかになって、高級とか、ブランドとか、そういうモノの化けの皮が剥がされるのを見た。マスコミに吊るし上げられて、頭を下げる、企業幹部の姿をたくさん視た。もちろん産地表示も賞味期限も、守って欲しいし、豚や馬を混ぜながら、牛肉100%などと言うのは止めて欲しい。味噌も糞もはゴメンだ。でも詰まるところ、どんな制度を布いたところで、食べる側は作る側を信用するしかない。

自転車について。僕の今の生活にもし自転車が無かったら、どんなに無味乾燥だろうか。チンタラではあるが、1年を通じて走る事で、心の均衡があるような気がする。今年は春と秋の二度、琵琶湖を周った。しんど楽しかった。性懲りもない物欲オヤジは、夏に黄色いフレームを入手した。辛子Bianchi号と名付けた。年間の走行距離はそう大したことないが、こんなオヤジと一緒に走ってくれた自転車仲間に感謝したい。

あることないこと書いているうちに、紅白が始まった。幾つか聞きたい歌がある。「君は薔薇より美しい」「ルビーの指環」「そして、神戸」だ。

ギターのお医者さん

 ギターを初めて手にしたのは中学3年の時だ。幾らだったかは忘れたが、国産のフォークギターを買ってもらった。とりあえず弾けそうなコードを覚えて、近所迷惑も省みず、ガチャガチャやっていた。アリス、井上陽水、風、松山千春、フォークソングやニューミュージックと呼ばれた曲を好んで弾いていた。高校の時には、バンドの真似事をしていた時期もあったが、弾かなくなって久しい。
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 向日市は大原野を望む竹林の一角に凄いギターの工房がある。気さくなご主人はギターのお医者さんである。この名医を訪ねて、キカイダーの如くギターを背負った現役のお兄さんや昔のお兄さん達がやって来る。くたびれたギターもここへ来れば見事に蘇ると評判だ。工房にはマーチンやらギブソンやら、枯れた名器が並ぶ。
柾目ウッドメーカー

おいしい水と大原野の溜め池

 地球温暖化の影響か、日本列島を連日の熱波が襲った。あちこちで人が亡くなったようだ。メディアは最高気温の更新と熱中症への警戒を伝える。こまめに水を飲めと。兎にも角にも水である。
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 無謀にも真夏の陽射しの中、自転車を駆って、大原野は西山の麓を登った。ゼイゼイと喉を鳴らして坂を進むと、池が出現した。西山連峰の懐には、そこかしこに小さな池がある。ほとんどが田圃に水を引くための溜め池である。それにしても池の水が沸き立ってもおかしくない暑さだった。
 ほんの20キロの散策で、ボトルの全てと身体の多くの水が奪われた。家に戻るとたちまち500mlの水を飲みほした。飲んだ尻から汗が滝のように流れる。まだ飲みたい。水がおいしい。
 「おいしい水」は、アントニオ・カルロス・ジョビンの名曲である。ポルトガル語の原曲名は、「AGUA DE BEBER(アグア・ヂ・ベベール)」という。軽快なボサノバの旋律は水のように身体に浸み渡る。