旧奈良街道と地蔵禅院

OLYMPUS DIGITAL CAMERA赤いアーチの山城大橋の少し東で、国道307号と交差しているのが府道70号である。府道70号は、別名、旧奈良街道と呼ばれている。同街道は、京都と奈良を結んだ主要道だったが、道路開発が進んだ昭和の時代に、国道24号に取って代わった。

東に南山城の山々を見ながら、木津川に沿うように、府道70号は延びる。並行して、古い町並みと田畑を縫って走るのはJR奈良線である。辺りの山麓の道は、山背古道とも呼ばれいて、古刹の類が多くて趣深い。自転車で奈良方面を目指すなら使える道だ。少なくとも、自転車道に比べて変化がある。

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地蔵禅院と桜の妖木

IMGP3271木津川を望む井手町の集落の高台に地蔵禅院はある。ちょうど今時は枝垂桜が美しい。怪しく腰を捻った幹からはくねくねと曲がった枝が延びている。なんとも有機的で花を着けた姿が艶めかしい。なんか妖怪みたいだ。円山公園のそれとは兄弟木という事らしいが、その姿形からすると姉妹木と言った方がしっくりくる。

同院の枝垂桜には幾つも剪定の跡がある。「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」という諺があるくらいだから、切るのはダメなのかと思いきや、そうでもないらしい。人の何倍も生きてきた古木が毎年花を咲かすには、人の手が要るらしい。

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