鯉上げ

京都の紅葉は今週と来週あたりが佳境だろうか。週末でなくとも嵐山などは物凄い人出で、渡月橋はたわんで見える。ここ最近は、中国あたりからも人が大勢やって来るので、雑踏から聞こえて来るのは、広東語か、北京語か、判らないが、そんな言葉だ。

有名寺院では、芋を洗うような、混雑の中での紅葉見物だ。そもそも紅葉にしろ、寺社にしろ、心穏やかな閑静があってナンボじゃないだろうか。決して安くない拝観料を払って、庭をぐるりと周って、トコロテンよろしく人が吐き出されている。ライトアップした寺院では夜まで商売だ。まさに書き入れ時である。いったい京都の価値とは何だろうか、と毎年考えさせられる。
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狂気の沙汰の雑踏を避けて、嵯峨野の田園地帯にペダルを向けた。広沢池は冬支度の真っ最中だった。三日前に通ったときには、まだ水があった。しかしこの日、目の前は泥の荒野だった。嵯峨野に冬を告げる「鯉上げ」が始まった。上げられた、鯉、鮒、モロコ、川海老などは畔で即売される。とうとう冬だ。

嵯峨野散策

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見事な秋晴れのこの日、嵯峨野の広沢池に行った。場所は右京区嵯峨野で観光地で有名な嵐山に程近い。京都市内ではあるが、この辺りは田畑が広がる。のどかです。