赤い満月とおやじローディになろうよ

oharano-supermoon日が暮れた東の空に赤い満月が昇った。大原野の丘陵地から観るスーパームーンである。薄い雲のベールを剥いで、満月は冷たく輝く。秋空の月は、大きく怪しげだ。ほんのひと月ぐらい前、バカみたいに燃えて暑苦しかった夏の太陽を思えば、秋の月は冷静で、繊細で、示唆に富んでいる。月の表情から何を読み取るかは、人それぞれか。

 

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オータムテキストと満月モール

神無月。手品のように咲いた彼岸花は、田圃のあぜに散った。代わって、街道の路肩を飾ったコスモスだったが、それももう終わりだ。日ごとに冷める空気が山里の景色に明暗を与えている。忍び寄る秋の仕業は、研ぎ澄まされた刃物のように、膨張した万物から熱を奪い、余分を剥ぎ取り、本質をさらそうとする。銀輪に反射する弱い光が、つるべ落としの夕闇に銜えられて一日が終わる。容赦のない修練の後に残った物、それが分け前だ。

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