西国街道の裏道を行く

府道79号は、大阪府と京都府の府境を跨いでいる。高槻市の郊外からウネウネと上る山道の途中には採石場があって、平日は、大型ダンプが引切り無しである。アスファルトはポテトチップのように変形していて、路肩は砂利やホコリが目立つ。それに加えて現在は、『新名神高速道路』の工事が進められている。そうそうお気楽に走れる環境ではない。そんなことだから、自転車乗りからはチョット不人気だ。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA上るに従って勾配が増してくる。泣けてくる坂道だ。峠の手前はもうシンドイ。サムギョプサルを食べて、またまた脂を蓄えたオヤジは、インナーギアの歯を一杯に使って、水を飲み飲み、ダンシングを交えながら上った。

ゴルフ場の案内板がある分れ道が現れたら、そこがピークだ。川久保峠である。ここまで上ってくれば、もうダンプはいない。分れを右方向、東に行くとゴルフ場があって、その先は行き止まりだ。左方向、北の方角に静かな林道が延びている。

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善峰川のホタル

西山連峰の釈迦岳の東、善峰寺の足元で湧き出た水は、善峰川となる。竹林と棚田を縫って流れる善峰川は、いくつかの支流を束ねて、大原野を貫いている。梅雨前線が南へ下がったある日の夕方、善峰川の上流を訪ねた。

初夏の夕暮れ、里山の空気は心地良い。群青の暮れ行く西の空に山の稜線が浮かんでいる。子供の頃の記憶なのか、埋め込まれた遺伝子なのか、どうしてか6月の薄暮は郷愁的だ。

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