予想はしたものの、朝の渋滞は凄い事で、桂川を渡る橋の付近ではノロノロと進んだかと思えばすぐに停まるし、同じ信号を三度も待つという有様。平安時代の牛車だってもうチョット速かろうというものだ。環境問題が叫ばれて久しい昨今、化石燃料を焚きながら動かない鉄箱四輪の中で眉間にシワを寄せる人類は本当に進歩したのだろうか、などと考えながら、なんとか会社にたどり着いた。
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天気が良いので、自転車に乗った。西山々麓の丹波街道を西へ走って大山崎に至る。高台から望む背割堤はすっかり緑色に変わっていた。

島本側から柳谷を上った。長岡側からと比べると勾配はおとなしいが、そのぶん長い。山頂から奥海印寺までの下り道には、処々に専門店が並んでいる。筍のお店だ。並んでいるのは、今そこで掘ったばかりの"朝掘り筍"である。大きなものぼど値段は高いが、一盛500円から買える。500円だと侮ってはいけない。乙訓の筍は、高級料亭にでも行けば、価値は数十倍になるブランド品だ。

家人から、筍を買って来いとの要望だったので、一盛買った。サドルバックには秘密兵器のナップサックを忍ばせていた。筍を背負って、竹林を下った。私の重たい身体はぐんぐん加速した。ひときわ緑が濃くなった竹林の空気は本当に心地良かった。
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