京都の下町を流れる西高瀬川

京都の下町を流れる西高瀬川 | 竹輪野 四月下旬の夕暮れ、自転車で川沿いを走った。鴨川でもない、桂川でもない。下町の吉祥院・鳥羽を縦断して流れる西高瀬川だ。
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 西高瀬川は幕末の頃、主に木材や物資の運搬のために掘削された運河だ。源流は桂川で嵐山天竜寺付近から発している。市内の鴨川と桂川に挟まれた地域で幾度かの曲折を経た流れは、南区辺りでほぼ南へ向いて流れた後、伏見区で鴨川と合流する。果ては淀川、大阪湾という事になる。
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 小学生の頃、西高瀬川を良く眺めていた記憶がある。毎日、色が変わるのだ。昨日が赤色なら、今日は黄色といった具合だ。地場産業である京友禅が元気だった頃、あちこちの染工場から流れ出る染料は西高瀬川を日替わりで染めていた。環境保全なんてありゃしない、善くも悪くも大らかな時代だった。
 その昔、わざわざ人が掘った運河である。長い間人の暮らしと産業を担ってきたのだ。でも今では水量少なく、コンクリートの川底をやっと流れている。もうその役目を終えたという事か。

2 Replies to “京都の下町を流れる西高瀬川”

  1. この西高瀬川が、伏見のあの菜の花のところまで続いているのですね。
    上流の様子を見ることができてよかったです。

  2. yumeさんへ
    yumeさんの記事と私の記事が西高瀬川の上流と下流でつながりましたね。酒蔵と菜の花咲く西高瀬川は本当に絵になります。歩いてみたくなりました。きっとそのうち行きます。
    トラックバック、コメントありがとうございました。

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