手放せないカメラがある。CONTAX U4Rというデジカメだ。数年前にカメラ事業から撤退してしまった京セラの品である。レンズ部がグルグル回転してアングルが自由に決められるというのがウリだ。気の向くまま、好き勝手な構図でシャッターが押せるというのは実に面白い。メモ代わりに何でも撮りたいというカメラ中毒者ならハマれる道具だ。
レンズ部分が回転する機構を”スイバル式”と言う。残念な事に現在のデジカメ市場からはスイバル式はほぼ絶滅してしまった。調べによると、2006年のニコンCOOLPIX S10を最後に発売がない。理由はいろいろありそうだが、コンパクト化、大型液晶化には不利だったという事だろうか。
2004年に発売したCONTAX U4Rの撮影画素数は423万だ。軽く1000万画素を超える昨今のコンパクトデジカメのスペックからするとショボいと言える。ところがどっこい、撮れる絵はなかなか良い。ややもすると眠たい絵が撮れる手ぶれ付き1000万画素カメラよりも、よほど好印象だったりする。時として独特の濃淡とシャープさを見せるのだ。デジタルカメラは画素数では語れない。これはカールツァイス・バリオテッサーというレンズの優秀さと、京セラのモノ作りの素晴らしさだと思う。生き馬の目を抜くデジカメ市場から、CONTAXのようなブランドが退場を余儀なくされた理由は、「いいモノを真面目に作ってきた」からだろうなと勝手に思っている。
おはようございます。
実はうちにも京セラのこのタイプのデジカメがあります。
スイバル式と言うんですね。キレイに撮れますがいかんせんバッテリーが厳しくなってます。今は子供の遊び道具です。
ヤマダ電機の店員が同じ価格帯では一番キレイに撮れると太鼓判を押してました。しかし撤退するとも言ってましたなあ。
kazupiroさん、まいど。
京セラのスイバルカメラを持っておられるとは。それは今や貴重かも知れません。
私も電池が駄目になりましたが、下記で調達しました。
http://www.rowa.co.jp/
電池さえ万全なら、まだまだいけますね。
ありがとうございます。
マニアックなカメラ 懐かしい!
CONTAXっというだけで響きがいいですね さすが京都!
Nikonでも発売されていたのは知っていますが いつの間にか生産中止だったのですよね
最近のデジカメの性能には目を見張るものがありますが
カメラじゃなく電化製品ですよね
デジカメは画素数じゃないレンズだよ
だからツァイスレンズを大事にしてね
ひでぼんさん、今晩は。
古いカメラでも良いモノは良いですね。
風邪の具合はいかがでしょうか。
京都はだいぶん冷えて来ました。