中国製タイヤのコスパとYOKOHAMA

中国製タイヤのコスパとYOKOHAMA | 竹輪野自動車のタイヤを交換した。

ゴソゴソとネットのタイヤショップを物色して、選んだのは、中国製タイヤである。求めたスペックは「205/55R16」。価格はウソかホントか、1本2,800円である。おいおい、ロードバイクのタイヤより安いぞ。送料が1本あたり1,080円掛かるにしても、4本で16,000円以下という安さである。

少し前に、ガソリンスタンドで、同じサイズのタイヤが幾らかと訊いたら、国産メーカーのタイヤが1本16,000円だと言われた。履けば空でも飛ぶのか、やはり国産は高価である。それからすると、今回の調達コストは心配になる価格だ。実のところ、中国製タイヤは大丈夫なのか。

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結論から言えば、それは杞憂だった。悪天候の4月、2週間走行した感想を言えば、グリップ、静音性、乗り心地、まったく問題ない。中国製タイヤは初めてだったが、満足している。国産にこだわらなければ、段違いのコストパフォーマンスがそこにある。

履き捨てたのはYOKOHAMAのタイヤだった。『YOKOHAMA』と言うと、ちょっと想い出す事がある。タイヤ自体に特別な感情は無くて、想い入れがあるのは、80年代に観たYOKOHAMAのCMである。なにせカッコ良かった。欧州のレースシーンの映像と共に流れたのは日本のポップスだった。

19歳で運転免許を取ってからというもの、ずっと車に乗り続けて来た。お金、時間、情熱、車につぎ込んだモノは少なくない。”若者の車離れ”が言われる現代だが、我々の時代は、活動の中心には車があった。とりわけ恋愛にまつわる甘酸っぱい想い出には、いつも車がついて回った。

高度成長を経た時代、今に比べると、日本社会には、妙な自信と安定感があったと思う。バブル期には、高級外車なんかもどんどん入って来て、社会は、華やかで脳天気だったけど、誰かを乗せて、ハンドルさえ握っていれば一人前になった気でいた。

松任谷正隆のカーグラフィックじゃないけれど、車は、分別も、身も蓋もある大人の乗り物だった。『YOKOHAMA』のCMにはそんな切ない大人の風情があって、自分はもう大人だと思い込んでいた若僧には刺激的だった。

寺尾聰、安部恭弘、稲垣潤一、鈴木雄大、CMの挿入歌に使われたのは、AORと呼ばれたジャンルの旗手たちの楽曲である。今聴いてもいい曲ばかりだけど、流れた時間を思うと眩暈がする。

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