風はすっかり冷たく乾いている。大原野の丘陵をハロウィンカラーに彩った柿の収穫もすっかり終わった。紅葉はピークを過ぎて、広葉樹は刻々と葉を落としている。ナンだカンだと温かい11月だったが、下旬になってさすがにソレっぽくなって来た。テレビのお天気キャスターは、「寒い冬になる」と言った。
朝晩の冷え込みと引き換えに、晴天率は高い。キリリと締まった青空が現れたある日、ロングのサイクルパンツをはいて家を出た。駆るは勿論、健康診断でコレステロールの値を指摘されたオヤジの頼みの綱、ロードバイクである。
小塩山は中腹に花の寺(勝持寺)や大原野神社を抱えている。その麓あたりは、民家や古刹を縫って細い路地が続いている。自転車オヤジが年中ウロついているお散歩ルートである。もちろん春や夏も良いが、それにも増して、私は今頃の風情が大好きだ。日に日に人の気配が減って静かになっていく。師走の声を聞けば、大原野は途端に寂しくなる。
帰宅後、この冬初めて薪ストーブに火を入れた。寒いからではなく、ストーブや煙突内に溜まったホコリを飛ばすのが目的だ。薪は昨年の残りである。1年以上寝かせた薪は極上だ。まるで紙の様に良く燃える。炎を見つめながら考えた事は、来たる冬の寒さと、腹が減った、という事だった。
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竹輪さん、こんばんは。
薪ストーブ、いいですね。
薪ストーブの経験はありませんが、昔は家の外でゴミを燃やしたり
たき火をしていました。、
しかし、20年ほど前のダイオキシン問題以降、今は、条例で野外での
たき火は禁止されていて残念です。バーベキュー用の道具を使えば
火をおこせますが、それとは何か違うような気がします。
冬もロードバイク実走、50歳を過ぎたら距離を稼ぎましょう。
松さん、今日は。
昔は学校や会社には焼却炉の一つもあったものです。しかし昨今は見かけなくなりました。おっしゃるように条例や消防法のシバリはどんどんきつくなりましたね。落ち葉焚きで焼き芋、なんてのはやらせて欲しいものです。天候が許せば、冬こそ自転車にどんどん乗りたいです。
晩秋の西山辺り紅葉の彩りきれいですね
山 春は笑い 夏は滴り 秋は装い 冬眠る と言いますが
人間の私たち世代は 最後の装いでしょうか(笑)
霜で光る大原野の田園風景も楽しみですね
はむさん、今晩は。
素晴らしい格言ありがとうございます。我々はそれなりに歳を食って、白髪も増えて、もう若いとは言えません。しかし、”最後の装い”かと言えば、それはちょっと早いです。我々の紅葉のピークは、まだ先です。
「冬眠る」いい言葉です。食べて眠りたいです(笑)。ありがとうございました。