ジェンダー論とドラマ『きのう何食べた?』

ジェンダー論とドラマ『きのう何食べた?』 | 竹輪野ジェンダーという言葉を聞くようになった。セックス(sex)が生物学的な意味での性別、雌雄をさすのに対して、ジェンダーとは、「社会的・文化的に形成された性別」と解釈される。もうちょっと砕いて言えば、「男は男らしく、女は女らしく」という意味合いである。

ジェンダーとは、言うなれば、”社会が命じる性”である。でも、それでは生き難い人々がいて、様々な問題を孕む。映画やドラマじゃなくても、現代人の嗜好やセクシャリティというのは、相当に多様で複雑である。巷では、同性婚やLGBTの市民権が注目されているが、そこに横たわるジェンダー論は、実は、全ての市民に向けられる。同じ時代を生きるからには、社会全体の命題だと言える。

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昨年、自民党の杉田という国会議員が「LGBTは生産性がない」と述べて大炎上したのは記憶に新しい。バッシングされるのも当然で、差別主義丸出しの酷いモノだった。文章を寄稿した月刊誌は廃刊に追い込まれている。

具だくさんのナポリタン

深夜ドラマ『きのう何食べた?』を観ている。コミックをドラマ化した同作は、ゲイのカップルの日常を描いている。何かと生きにくいゲイ達の諸問題を交えながらも、ドラマのタッチは軽妙だ。主人公の二人は、西島秀俊と内野聖陽という人気俳優が演じている。深夜枠としては、異例の高視聴率だとネットニュースが報じていた。

美容師ケンジを演じる内野聖陽の怪演が見物である。何がって、パートナーのシロさん(西島秀俊)を愛する乙女っぷりが凄い。怖い。大した役者だと思う。西島秀俊は沈着冷静な弁護士という役どころで、恋人ケンジのために、毎回、美味しい料理を作る。嫉妬しても、喧嘩をしても、二人は食卓を囲む。同作は秀逸な料理ドラマでもある。

挿入写真は、私のパートナーが番組のレシピを参考にして作ってくれた「具だくさんのナポリタン」。玉ネギはほとんど一個入っている。お腹いっぱいである。

 

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