天橋立とノスタルジーの海

海と陸が創る景色というのは、洋の東西を問わず人を引きつける。日本三景の一つに数えられる天橋立はまさにそうだ。宮津湾の海流が砂を運び、それが堆積して砂嘴(さし)を創り、対岸まで延びて砂洲を形成した。途方もない年月を掛けて出来上がったのは、海を渡る道である。砂洲によってセパレートされた西側が阿蘇海、東側が宮津湾である。

車に家人を乗せて、高速道路をひた走り、成相寺を訪ねたのは、夏空に梅雨雲が屯する7月半ばの事である。宮津湾の脇に建つ成相山成相寺は西国三十三所の28番札所である。西国一の美人観音として名高い聖観世音菩薩をお参りして、願うは、家族の健康とコロナ撲滅。本堂にある納経所で御朱印をもらった。

本堂から車で約2km登ると成相山山頂の展望台である。迎えてくれたのは、爽やかな空気と絶景だ。展望デッキに立てば、天橋立と宮津湾を眼下に望むパノラマである。カフェで冷たいものが飲めた。美味い空気を吸うべくオヤジはマスクを外そうとするのだが、メガネの弦に紐が引っ掛かる。いちいちが鬱陶しいコロナ世情である。

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海まで五分

海水浴に行った。僕に仕事があるので、たった一泊の小旅行だ。ささやかな行楽だけど子供達は心待ちにしていてくれた。それじゃと車を三時間も運転して、決して安くないガソリン代と高速道路料金を費やして、辿り着いたのは丹後の海、久美浜の小天橋である。
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宿にしたホテルの裏は松林で小道が延びている。海まで五分たらずだ。浮輪を持った子供達は嬉しいのか小走りになっている。じれったい砂地の丘を登ると海が見えた。
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小さなホテルだけれど、夕食が結構イケル。泊まるのは二回目だ。バイキング型式でいろいろなモノが食べられる。ステーキなんかは目の前で焼いてくれる。カニや魚介類もある。調子に乗って食いすぎた。でも酒は控えめ、生ビール1、梅酒1で手打ち。