松尾橋から渡月橋に向かう道路はランナーたちで埋め尽くされていた。桂川を遡上する走者の群れは、渡月橋の少し手前で右に折れて行く。清滝道の高架を経て、丸太町通りを横断して、そこからは、仁和寺や龍安寺などの世界遺産が点在する”きぬかけの路”へと入って行く。嵯峨野、御室、衣笠と緑豊かな道が続くエリアだ。まだ序盤、ランナーたちは元気に見える。
京都マラソンが開催された日曜日、好天に恵まれた。冷たい朝だったが、2月の青空と太陽があった。予報によれば、日中の気温は上がって暖かくなるとのことだった。
京都マラソンは、大阪、神戸と同様、まずは抽選に当たらなければ出場できない人気イベントだが、同級生たちが集うランニングチームから3人の精鋭が出場している。それじゃあと、バックパックに一眼レフと食料を入れて、ペダル式の金斗雲を駆って、応援に出てきた。