大晦日

大晦日。京都は冷蔵庫のように冷え込んでいて、場所によっては白いモノもパラパラと舞っている。今夜も仕事がある僕は、仕事場でパソコンに向いている。何はともあれ、一年を無事で過ごした。一年の総括なんて上手く出来ないけれど、いい加減に、思いのままに、雑感をしたためたい。

2007年。僕の家族は引越しで年が明けた。12年におよぶマンション暮らしに別れを告げて、洛西の筍山にやって来た。僕がほぼ独断で決めたその地は、西に大原野、東に桂川を望む。初めての転校を強いられた息子と娘は、新しい環境に多少のストレスを感じていたようだったが、今ではこの学校が好きだと言っている。それは安心した。

思えば、カラスが鳴かない日はあっても、マスコミが年金問題を伝えない日は無かった。社会保険庁は、国は、長きに渡って、莫大なお金を、半ば強制的に集めておきながら、何処の誰から幾ら集めたのか、誰に幾ら給付するべきなのか、判らないという。なんちゅう体たらくだろうか。もういいから、払った年金返してくれと言いたい。国家詐欺というべき年金問題でも、国家殺人のような薬害肝炎問題でも、高級官僚たちは一切責任を取らない。従面背信の官僚たちを一刀両断できない今の政治家たちを見て、歯痒くて仕方ない。この国に、遠山の金さんや破れ傘刀舟は居ないのか。

世相を表す「今年の漢字」は「偽」だった。1年通して、食品に関する嘘偽りが次々と明らかになって、高級とか、ブランドとか、そういうモノの化けの皮が剥がされるのを見た。マスコミに吊るし上げられて、頭を下げる、企業幹部の姿をたくさん視た。もちろん産地表示も賞味期限も、守って欲しいし、豚や馬を混ぜながら、牛肉100%などと言うのは止めて欲しい。味噌も糞もはゴメンだ。でも詰まるところ、どんな制度を布いたところで、食べる側は作る側を信用するしかない。

自転車について。僕の今の生活にもし自転車が無かったら、どんなに無味乾燥だろうか。チンタラではあるが、1年を通じて走る事で、心の均衡があるような気がする。今年は春と秋の二度、琵琶湖を周った。しんど楽しかった。性懲りもない物欲オヤジは、夏に黄色いフレームを入手した。辛子Bianchi号と名付けた。年間の走行距離はそう大したことないが、こんなオヤジと一緒に走ってくれた自転車仲間に感謝したい。

あることないこと書いているうちに、紅白が始まった。幾つか聞きたい歌がある。「君は薔薇より美しい」「ルビーの指環」「そして、神戸」だ。